84:名無しNIPPER[sage]
2016/07/11(月) 18:55:15.38 ID:HL2O5I3Bo
待ってた
85:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 19:01:22.58 ID:mD8zyWjDO
キャァキャァアアアアア
耳を劈くその悲鳴が俺の意識を引き戻す
86:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 20:31:56.66 ID:mD8zyWjDO
ツぅぎはァー、ァァ、現実ぅ…現実ァ―乗継は…あリません…
程よい微睡みからそのアナウンスによって目覚める
87:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 21:22:40.69 ID:mD8zyWjDO
降りなきゃ…降りなきゃ…
「行っちゃうの?」
88:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 21:24:29.29 ID:mD8zyWjDO
「確かにここはとても良い場所だよ…すごく、居心地がいい」
「でも、俺は…俺は…」
89:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 21:28:25.07 ID:mD8zyWjDO
ブゥン…ブブ…ン…ンンンン…
遠くで振り子時計が遠く揺らいでいる
ひび割れたコンクリートの天井が無表情に俺を見つめている
90:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 21:44:50.62 ID:mD8zyWjDO
天井から生えているくすんだ電球には気味の悪い蛾が巨大な羽をゆっくりと羽ばたかせて止まっている
くすくす…きぃひひひ、あはははは
91:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 21:55:44.05 ID:mD8zyWjDO
「た…たすけ…」
鉄格子のついた窓にすがりよる
その外に見えるのは…太古の羊歯植物
92:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 22:11:46.82 ID:mD8zyWjDO
目の前に金髪の美少女が立っている
絵画に描かれたような…語り継がれるエルフのような…誰も見たことの無い女神ような…
それほどの美しさを持つ美少女
93:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 22:16:21.50 ID:mD8zyWjDO
長い長いトンネル
曲がりくねり、上へ延び下へ伸び
重力が上を向き、頭に血が上り、世界がぐにゃり
114Res/41.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。