過去ログ - 【ガルパン短編SS】みほ「本物のボコが欲しいなあ」杏「いーよー」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/23(火) 02:41:09.10 ID:zzKlB5uz0
みほ「はい、会長、あーん♪」
杏「あむっ……んぐっ、ん……いやー西住ちゃん腕あげたねーこの芋粥なんか
干しイモの旨味が出てて最高だよー」
みほ「ほ、本当ですか?ありがとうございます!あっ……ふふ、口の周りに付いちゃって……フキフキ
えへへ、嬉しいなあーわたし不器用で、人に料理褒められることなんて全然なかったから」
杏「うんうん、料理は愛情と努力と慣れだからねー。でさ、西住ちゃん、腕が上がったついでに」
杏「私の腕のコレ、外してくんないかな?」
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2
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/23(火) 02:45:35.15 ID:zzKlB5uz0
みほ「ダメですよ会長、学校を守ったご褒美をくれるって言ったのは会長なんですから。
それに腕が使えなくってもわたしがちゃんとお世話してますし」
杏「いやー確かに感謝はしてるしなんでもあげるとは言ったけどさ、本物のボコなんかが欲しいなんて」
以下略
3
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/23(火) 02:49:37.64 ID:zzKlB5uz0
みほ「なんかってなんですか?ボコの素晴らしさをボコになる本人が理解していないでどうするんですか?そんなことで本物のボコになれると思ってるんですか?
……予定を変更しましょう、今日は『君もボコになろう!秘密特訓の時間だぜ!』はお休みの予定でしたけど……一日でも早く会長にはボコの心をわかってもらわないと」
杏「 」ゾクッ
以下略
4
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/23(火) 02:52:00.17 ID:zzKlB5uz0
西住ちゃんは必ず、最初に鳩尾を狙う。本当に的確に。初めての日の一発目ですら、躊躇いも迷いもなく抉りこんできた。きっと、ずっと思い描いてきたんだろう。
それがどういった経緯で生まれた嗜好なのか、思考なのか、わからないけれど、その時の西住ちゃんの目は普段のかわいらしい少女のそれでも、
試合の時の勇敢な芯の通った軍神のそれでもない、ただただ笑っていない笑顔で。きっと誰も知らない。戦車に乗り込めばキューポラの心地を確かめるように、ごく自然に。
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/23(火) 02:54:36.45 ID:zzKlB5uz0
『特訓』の時西住ちゃんは、起伏が激しい。何度か繰り返されたこのやりとりだって、慣れたものだ。最初の頃は、痛がったり、やめるよう頼んだりしたけれど、それはこの後の行為を酷くするだけだというのは、流石に私も学んだ。
そう、何度も、何度も、西住ちゃんの『特訓』は繰り返された。そのたびに西住ちゃんは私がボコになれなかったことを悲しみ、私の身体を丁寧に労り、包帯や薬で簡易な治療をする。
私の身体に痣の後がない場所はほとんどないけれど、不思議と膿んだり命にかかわるような怪我はしていない。きっと、西住ちゃんはやっぱり、優しい子なんだと思う。
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/23(火) 02:56:37.65 ID:zzKlB5uz0
杏「ははー……ありがとう、でいいのかな、わかんないや」
分からないとは言っておくけれど、褒められると、それでも少しうれしい。自分の方がずっと大きな相手を打ち破る力を持っていて、それを実際に示してきたことは、きっと本人は分かってないけれど。
半ば無理やり戦車道を強いたりした西住ちゃんにこういわれると、こんなことをされていながらも少しだけ、気持ちがいい。
以下略
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