15: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:16:41.53 ID:mWhgQ1Ab0
P「……あー、紗枝」
紗枝「はい?」
P「今更こんなこと聞くのもどうかと思うが、ご両親と離れ離れになって、寂しかったよな」
16: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:17:25.96 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「うち、アイドルが楽しゅうてたまらんのです」
17: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:18:46.26 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「歌を歌うんが好き」
紗枝「踊り踊るんが好き」
紗枝「皆と仲良うすんのが好き」
18: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:21:22.00 ID:mWhgQ1Ab0
P「着いたな」
紗枝「着きましたねえ」
P「電車に忘れもの、しないようにな」
19: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:23:00.79 ID:mWhgQ1Ab0
P「やっと帰ってこれたな」
門の前で足を止めた彼女に声を掛ける。
彼女は茫然と、生家を眺めていた。
20: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:26:20.10 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝母「おかえり、紗枝」
21: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:27:51.27 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「ただいま、お母さん」
彼女が母親の元まで駆け寄って、抱きつく。
彼女の母親は、それを優しく抱きとめながら微笑んだ。
22: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:29:55.46 ID:mWhgQ1Ab0
そのまま家庭訪問は始まる。居間のダイニングテーブルについて、彼女の両親を迎えて四人で。
P「CDも無事発売することが叶いましたし、売れ行きも上々です。紗枝さんはこれから、いま以上にもっと活躍していきます」
23: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:32:29.51 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝母「こら、紗枝。そないなこと言わんの」
紗枝父「そうや、プロデューサーさん。うちの娘が迷惑かけてませんか?」
紗枝「お父さん、なに言いだすん!?」
24: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:35:34.98 ID:mWhgQ1Ab0
話も落ち着いて、もう少しで夕方に差し掛かろうかという頃合い。
そろそろ今日の宿を抑えなければ、取れなくなってしまうかもしれない。
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