24: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:35:34.98 ID:mWhgQ1Ab0
話も落ち着いて、もう少しで夕方に差し掛かろうかという頃合い。
そろそろ今日の宿を抑えなければ、取れなくなってしまうかもしれない。
25: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:37:04.28 ID:mWhgQ1Ab0
それから美味しい夕飯をいただいて、少ししたころ。
夜も更けて、居間で休憩していたときのことだった。
26: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:40:12.70 ID:mWhgQ1Ab0
彼は、少し眉をひそめて言った。
紗枝父「実は、あの子が小さいときは、私も妻も仕事が忙しくて、あんまり構ってやれへんかったんです」
P「……そう、だったんですか」
27: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:42:22.99 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝父「だから、私から、君に改めて頼みたいことがあるんです」
彼は、緊張した面持ちで、まっすぐこちらを見据えた。
28: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:44:05.76 ID:mWhgQ1Ab0
暫くして、彼女が姿を見せた。
紗枝「Pはん? 客間の方にお布団敷きましたえ?」
P「ああ、ありがとう」
29: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:45:41.85 ID:mWhgQ1Ab0
次の日は、朝から彼女と京都を散策した。
たしかに彼女の言う通り、そこかしこで道路工事が行われていたことには驚いた。
なんでもない街並みを歩きながら、気の向くままにお店に入ったり、公園で休憩したり、俺達は休日を満喫した。
30: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:47:00.22 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「うち、アイドルが楽しい」
紗枝「ファンの皆に幸せになってもらえるんが、嬉しい」
31: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:49:14.80 ID:mWhgQ1Ab0
P『紗枝、ちょっと話がある。いま、いいか?』
紗枝『別に、構いまへんけど』
32: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:50:01.70 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「うちが、アイドルより好きなもん。それはね、」
紗枝「お父さんと、お母さんやで」
33: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:51:06.22 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「こんなこと、言うたことなかったけど、二人のことが大好き」
紗枝「いつも感謝してもしきれんぐらい、感謝してます」
34: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:53:01.89 ID:mWhgQ1Ab0
紗枝「Pはん」
P「うん?」
帰りの新幹線の中で、彼女が話しかけてきた。
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