過去ログ - 小早川紗枝「実家に帰ろう」
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26: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:40:12.70 ID:mWhgQ1Ab0
 彼は、少し眉をひそめて言った。

 紗枝父「実は、あの子が小さいときは、私も妻も仕事が忙しくて、あんまり構ってやれへんかったんです」

 P「……そう、だったんですか」
以下略



27: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:42:22.99 ID:mWhgQ1Ab0
 紗枝父「だから、私から、君に改めて頼みたいことがあるんです」



 彼は、緊張した面持ちで、まっすぐこちらを見据えた。
以下略



28: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:44:05.76 ID:mWhgQ1Ab0
 暫くして、彼女が姿を見せた。

 紗枝「Pはん? 客間の方にお布団敷きましたえ?」

 P「ああ、ありがとう」
以下略



29: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:45:41.85 ID:mWhgQ1Ab0
 次の日は、朝から彼女と京都を散策した。

 たしかに彼女の言う通り、そこかしこで道路工事が行われていたことには驚いた。

 なんでもない街並みを歩きながら、気の向くままにお店に入ったり、公園で休憩したり、俺達は休日を満喫した。
以下略



30: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:47:00.22 ID:mWhgQ1Ab0
 紗枝「うち、アイドルが楽しい」

 紗枝「ファンの皆に幸せになってもらえるんが、嬉しい」


以下略



31: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:49:14.80 ID:mWhgQ1Ab0
 P『紗枝、ちょっと話がある。いま、いいか?』

 紗枝『別に、構いまへんけど』


以下略



32: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:50:01.70 ID:mWhgQ1Ab0

 紗枝「うちが、アイドルより好きなもん。それはね、」


 紗枝「お父さんと、お母さんやで」
以下略



33: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:51:06.22 ID:mWhgQ1Ab0
 紗枝「こんなこと、言うたことなかったけど、二人のことが大好き」

 紗枝「いつも感謝してもしきれんぐらい、感謝してます」


以下略



34: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:53:01.89 ID:mWhgQ1Ab0
 紗枝「Pはん」

 P「うん?」

 帰りの新幹線の中で、彼女が話しかけてきた。
以下略



35: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:53:55.26 ID:mWhgQ1Ab0

 紗枝「うちが、お父さんとお母さんの他にも、好きなもんがあるって言ったら、」

 紗枝「Pはんはそれがなにか、知りたい?」



36: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/24(水) 23:55:15.68 ID:mWhgQ1Ab0

 数年後。



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