過去ログ - 如月千早の今日思ったこと (2)
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734:1 ◆0NR3cF8wDM[saga]
2016/11/18(金) 20:29:46.00 ID:v/oT6yNn0
○月○日
真美とこたつの日
こんにちは。如月千早です。
寒い日が続く中、我が家もとうとう最終兵器を投入することにしました。
そうです、こたつの出番です!
元々出不精の私が更に外に出なくなるという危険な兵器なのですが……って、同じようなことを去年も書いた気がするわね。
今年はそもそも引きこもりでも問題無い、という簡単な結論に辿り着いたので、去年のようにギリギリまで我慢することもありません。
この記念すべき日、今回は真美が同席してくれることに。
そろそろこたつを出そうか、という話をしていた時に、お手伝いを申し出てくれたのです。
一人でも十分可能な作業ではありますが、二人なら随分楽になりますし、こたつデビューの日を誰かと共に迎えられるのは幸せなことではないでしょうか。
手土産を持って昼過ぎにやってきた真美。
中身がみかんとは、さすが真美は分かっているわね。
真美が来るまでに簡単に部屋の掃除は終わらせていたので、早々にこたつの設置へと取り掛かります。
カーペットを干しておいた冬用の物と取り替えて、そこに二人でこたつを運んで来ます。
この時とても大事なのが、こたつを置く角度です。
四辺のどこからでもきちんとテレビが見られるように、慎重に設置しなければいけません。
……そんなことを心配するなんて、ふふ、昔の私が見ていたら驚くことでしょうね。
カーペットと同じく朝から干しておいたこたつ布団を掛けて、天板を置いて、さあ、完成です!
何となく真美とハイタッチしてみたり。
真美が持って来てくれたみかんをこたつの上に置いて、萩原さんから貰ったお茶を淹れて、テレビをつけて、準備は万端。
千早お姉ちゃんからどうぞ、という真美の言葉に甘えて、私の方からこたつの中に収まります。
はぁー、とため息が自然と出てしまうのは、仕方ないことよね、ええ。
続いて入って来た真美も、ふぁー、と蕩けていたから、これは多分誰もが経験することなのだと思います。
ぼんやりとテレビを眺めていたり、中身の無い会話をしたり、こたつに伏せてうとうとしたり。
特に何をする、ということも無かったのですが、気が付いたらもうこんな時間です。
真美は退屈じゃなかったかしら、と少し心配だったのですが、退屈だったら退屈って言ってるよー、とのこと。
確かにそうよね。
真美も亜美もそういう所で変な我慢はしない素直な子ですからね。
さて、もう夕食のことを考えなければいけない時間なのだけれど。
真美はどうするのか聞いてみたところ、今日は夕食要らないとお母様に伝えて来たらしく。
加えて、お泊りの準備もして来たらしく。
……まったく、困った子です。
しょうがないので、今からこき使ってやることにします。
ほら、まずは買い物に行くわよ。
食べたい物を考えて、真美も作るのを手伝うこと。
いいわね?
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