過去ログ - 優「おねえちゃんというひと」 ・ 千早「姉という存在」
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名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:36:55.53 ID:7/aa6EoM0
優「おねえちゃんというひと」
ぼくにはおねえちゃんがいます。
以下略
3
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:37:39.19 ID:7/aa6EoM0
「おねえちゃん、おうたうたって」
ぼくがそういうと、おねえちゃんはいつでもうたってくれます。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:38:22.47 ID:7/aa6EoM0
ぼくはそれがいやでした。
ぼくはおうたがうまくありません。
以下略
5
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:38:57.83 ID:7/aa6EoM0
おねえちゃんはぼくがうたうとすごくよろこびます。
でもぼくはちっともうれしくありません。
以下略
6
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:39:56.44 ID:7/aa6EoM0
へやにむしがでたとき、おねえちゃんはなきながらぼくにおいだしてとたのみにきました。
ぼくはできませんでした。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:40:24.74 ID:7/aa6EoM0
おねえちゃんはよくぼくのてをひっぱってくれました。
ぼくはそれについていくのがすきでした。
以下略
8
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:41:15.38 ID:7/aa6EoM0
でも、そんなぼくをひっぱってくれるおねえちゃんが、
おうたがうまいおねえちゃんが、
以下略
9
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:42:56.40 ID:7/aa6EoM0
千早「姉という存在」
「優、私また歳を取ったよ」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:43:56.85 ID:7/aa6EoM0
「そろそろ行かなきゃ」
そう言って千早が立ち上がった。
立ち上がった状態で見ると、優の墓が昔に比べてずいぶん小さくなってしまったと感じる。
当然だがそれは墓が小さくなったわけではなく、自分が大きくなったからだが。
11
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:44:48.95 ID:7/aa6EoM0
「じゃあ、また来るから」
そう言って数歩進んだところで、思い出したように立ち止まって振り返った。
「……ごめんね」
それだけ言うと、千早は再び振り返り墓地を後にした。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/25(木) 01:47:22.80 ID:7/aa6EoM0
千早「遅くなりました」
P「気にするな、時間に余裕はある。さ、車に乗ってくれ」
以下略
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