過去ログ - 美食家「貴様はラーメン屋ではない！」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:19:31.11 ID:FB70NLgto
美食家「ふむ、なかなかの味だ」

店主「……ありがとうございます！」

美食家「しかし」
以下略


3:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:22:03.57 ID:FB70NLgto
店主「なぜです！？　私にはなにが足りないというのです！？」

美食家「たわけが……それを客に聞くか」

美食家「貴様に足りぬもの……それは自分自身で見つけるのだ！」
以下略


4:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:24:33.19 ID:FB70NLgto
店主（私は自分のラーメンこそが最高のラーメンだと、究極のラーメンだと思っていた！）

店主（だが、あの美食家によって、その鼻はポッキリとへし折られた……）

店主（やり直そう……もう一度！）

5:名無しNIPPER[sage]
2016/02/26(金) 00:26:52.33 ID:wSQ+M0cRo
この人特に足りないものとか分かってないのに指摘してそう

6:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:27:09.85 ID:FB70NLgto
店主「まずは……スープ」

店主（スープはラーメンの心臓部ともいえる最重要項目！）

店主（鶏ガラのダシの取り方……今のやり方が本当に最善といえるのだろうか？）
以下略


7:名無しNIPPER[sage]
2016/02/26(金) 00:28:41.39 ID:Wr1e1X8Y0
>>5
もしそうだったら容赦なく石を投げてやりたいおっさんだな

8:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:30:05.81 ID:FB70NLgto
店主「次は……麺だ」

店主（これも今のままではダメだ。原材料の小麦粉から見直す必要がある！）

店主（すする時の滑らかさ、噛む時の歯ごたえ、飲み込む時の喉ごし）
以下略


9:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:33:16.14 ID:FB70NLgto
店主「具はどうだろうか……」

店主（ウチのラーメンは、チャーシューとほうれん草のみのシンプルなスタイル）

店主（これを変えるつもりはない……が）
以下略


10:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:36:09.80 ID:FB70NLgto
店主「そして、どんぶり！」

店主（これも、ただ単に高級品にすればいいというものではない）

店主（私のラーメンをより食欲をそそるものにさせてくれるどんぶりを選ぶんだ……！）
以下略


11:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:39:12.19 ID:FB70NLgto
客A「うめええええ！」

客B「ただでさえおいしかったのに、さらに正当進化したねえ！」

客C「すごい！」
以下略


12:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 00:42:23.32 ID:FB70NLgto
しばらくして、再び美食家が現れる。

美食家「成長ぶりを見せてもらおう」

店主「お待ちしておりました」
以下略


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