過去ログ - 日向創「ronpa/extra」
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3:名無しNIPPER[saga]
2016/02/26(金) 16:53:41.82 ID:7s1hi9ya0
「……ふわぁあ」
朝の通学路。欠伸を隠さず漏らし、太陽の光を浴びながらいつもの道を歩む。
ボリボリと頭を掻いていれば、いつもの校門が目に入ってくる。
「おはよう!」
校門をくぐろうとすると、門の前で仁王立ちをしている少年に挨拶をされた。
確か彼は……そう、石丸清多夏といったか。希望ヶ峰学園の風紀委員だ。
巷では超高校級の風紀委員だなんて呼ばれるほどに風紀においては注目されてる人物だ。
「はようっす」
適当に返事を返す。大方朝の挨拶強化月間だの、抜き打ち持ち物検査辺りだろう。
見られて困るものは持ち込んではいないし、挨拶はしっかり交わした。問題は無いはずだ。
そのまま横を通りぬけて行こうとすると、引き留められる。
石丸「ちょっと待ってくれ」
「何か?」
別に急いでるわけでもないし、何か風紀を乱すようなことはした覚えがないが。
石丸「君は自分のことを……いや、なんでもない」
「……?」
何が言いたいのかよく分からない。
石丸は一瞬何か言いたげな表情を浮かべたが、直ぐに笑顔を浮かべた。
石丸「今日も勉学に励んでくれたまえ!」
言われなくてもそのつもりだ。
僕は手をひらひらと振ってそれに応え、校舎の中へ入って行った。
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