過去ログ - 初月「エイハブ船長にでもなったつもりか?」
1- 20
134: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:27:53.43 ID:2PNRERnEO
山城はまた意味ありげな視線を投げかけて、病室を出て行った。何も言わないとはわかってるじゃないか。

下半身にかけられた布団をめくればどうなってるかわかる。嫌でもわかる。めくる勇気はなかった。感覚がないというだけで充分だ。

初月も千代田も千歳も何度となく警告したが、こんなことになった。みんな俺のために言ってくれたのに全部台無しにした。
以下略



135: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:28:44.64 ID:2PNRERnEO
次の日の朝に医者がやって来て今後のことについて長い話を始めた。
俺の怪我について、今後のことやら義足のことやら……

自分のことなのに集中して聞くことができない。義足で歩けるようになって、一体どうしろって? 俺はもう無職だ。海軍を退けば、恩給を貰ってフラットにこもることになる。

以下略



136: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:30:00.66 ID:2PNRERnEO
どれほど眠ったかわからない。陽はまだ高いところにあったから、長い時間じゃないだろう。

「おはよう、提督」

すぐ横から声をかけられる。見ると初月がパイプ椅子で偉そうに手脚を組んで笑っていた。生意気だとは思わせないのはさすがだ。
以下略



137: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:31:06.05 ID:2PNRERnEO

「うん。横須賀鎮守府がなんとかしてくれたそうだ。明日にはもう来ると今朝聞いた」

明日だって?
俺が撃たれたのが昨日の正午近く。二十四時間足らずで代わりの人間をよこせるようにするなんて手品みたいな話だ。それとも海軍の、羅針盤適正者が全然足りてないという話がウソなのか。
以下略



138: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:32:03.25 ID:2PNRERnEO
初月の顔が引き締まる。また沈黙。

「千歳に悪かったと伝えておいてくれないか」

「ダメだ」
以下略



139: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:32:34.62 ID:2PNRERnEO
ここまで。
次で終わります。


140:名無しNIPPER[sage]
2016/04/07(木) 07:23:01.01 ID:gBxfjpbPO



141:名無しNIPPER[sage]
2016/04/09(土) 21:34:56.27 ID:UBIVj+uG0



142:名無しNIPPER[sage]
2016/04/09(土) 22:22:42.73 ID:zQIwsMw2o
何故銃殺にならん

放っておいても後ろから撃たれそうなクズだが、このクズ、沈められたんじゃなくて、単に転落したんだよね?


143:名無しNIPPER[sage]
2016/04/14(木) 18:38:19.26 ID:jornWzWc0
エイハブ船長とはまったく掠りもしないなこれ
クジラっぽいの追い回してるだけやん


144: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/19(火) 01:49:17.76 ID:Ku77/wNYO
大変勝手なことながら、自分の納得できるように進めることができなくなったため、中途半端ではありますが終わらせていただきます。

残すところわずかでこのように勝手な終わらせ方をしてしまい大変申し訳ありません。

ここまでお付き合いくださった方々には深く感謝しています。ありがとうございました。
以下略



148Res/72.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice