過去ログ - 初月「エイハブ船長にでもなったつもりか?」
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2: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/02/26(金) 23:47:42.60 ID:U97iuQ59O
氷がカランと音を立てた。
俺のグラスじゃない。俺のグラスには氷なんて入ってない。

向かいに座る千歳が氷の入ったグラスをテーブルに置いたんだ。
回らない頭でそんなことを考えながら、必死に酔ってないぞと自分自身に訴えていた。だけどそろそろ潮時かもしれない。

千歳はなにがそんなに楽しいのか、ここに来てからずっとニコニコしてる。俺はほとんど喋らないのに、だ。
彼女は顔色こそ変わってないが、目つきがとろんとしてる。

なんにせよ、静かでいてくれるのはいいことだ。最初から千歳がついてこなければ文句のつけようがないが、今さらそんなこと言うのも馬鹿らしい。


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