18:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 12:35:28.40 ID:VZ/gYEMpo
気持ちの良い春の晴れた日だった。
事務所の社長だと名乗る怪しげな男に肩を叩かれた。
行ってみたら行ってみたでいきなり合格採用を告げられた。
メイドっぽい娘と小学生みたいな娘から歓迎された。
何をするのかと聞いたらまずアイドルを連れて来いと言われた。
当ても無いまま何日も街を歩き回った。
ふと目に付いたアイドル養成所を見学した。
そして。
「君を見つけた。アイドルを目指している、普通じゃない、普通の女の子を見つけたんだ」
私は、いつの間にか忘れていた息を深く深く吸いました。
「君は、自分が普通だと思うかな」
「……」
「この仕事が好きだ。今は胸を張ってそう言えるようになったと、僕は思う」
プロデューサーさんも、忘れていたみたいな息を深く深く吐きました。
49Res/35.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。