22:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 14:10:20.63 ID:VZ/gYEMpo
「どうもしてないよって言ったら、信じてくれる?」
「うん」
「そう。あなたのプロデューサーさんから電話があったの」
ケーキを切り分けようとしたフォークが止まります。
頭の中に、優しげな笑顔が浮かびました。
「謝ってたわ。申し訳ありません、私の力不足の致す所です、って」
「プロデューサー……さん……」
「卯月」
「……」
「お友達の事?」
「……っ」
「ふふっ。卯月の悩みって、昔っからそればっかりなんだから」
大学生にもなったのに、やっぱりママには敵いません。
背だってもう追い越したのに、どうやったらこの人に勝てるのかな。
「凛ちゃん?」
「……」
「……」
「…………うん」
「そう」
言って、しまいました。
もう、無かった事には出来ません。
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