過去ログ - 島村卯月「裸足のまま」
1- 20
22:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 14:10:20.63 ID:VZ/gYEMpo

 「どうもしてないよって言ったら、信じてくれる?」

 「うん」

 「そう。あなたのプロデューサーさんから電話があったの」

ケーキを切り分けようとしたフォークが止まります。
頭の中に、優しげな笑顔が浮かびました。

 「謝ってたわ。申し訳ありません、私の力不足の致す所です、って」

 「プロデューサー……さん……」

 「卯月」

 「……」

 「お友達の事?」

 「……っ」

 「ふふっ。卯月の悩みって、昔っからそればっかりなんだから」

大学生にもなったのに、やっぱりママには敵いません。
背だってもう追い越したのに、どうやったらこの人に勝てるのかな。

 「凛ちゃん?」

 「……」

 「……」

 「…………うん」

 「そう」


言って、しまいました。
もう、無かった事には出来ません。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
49Res/35.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice