32:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 16:36:36.68 ID:VZ/gYEMpo
「何が言いたいかって言うとね」
プロデューサーさんが、指を折って数え始めます。
「ハートキュート、クリアクール、マイティーパッション。総勢150人を超えるアイドルがいる」
「……改めて聞くと、多いですよね」
「その中に、『普通のアイドル』なんていないんだ。みんながそれぞれの一番をもってる」
「…………私、にも?」
「うん。卯月はいっぱいもってるね」
「い、いっぱい?」
「一番可愛いし、一番頑張り屋だし、一番笑顔が素敵だし、一番」
「ちょっ、ちょっと、プロデューサーさんってば!」
両手の指を使って数え始めたプロデューサーさんを慌てて止めます。
握手をするような格好になって、プロデューサーさんがすぐ目の前で笑いました。
「嘘じゃないよ。この事務所のPはみんな、自分の担当が世界一可愛いって思ってる」
「そんな事、言われても……」
「後は、こんなものも」
私に手渡してくれたのは、さっきからめくっていた紙束。
開かれたページには枠線が引かれていて、それぞれの項目の横に数字が並んでいました。
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