過去ログ - 理樹「今度の笹瀬川さんは中身の方が猫になったんだ」真人「ちょっと待ってくれ」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/03/02(水) 00:43:27.46 ID:B/hsU1Zn0
笹瀬川「にゃー!」
小毬「えへへっ、今日も元気だねぇ」
理樹(子猫な笹瀬川さんは笑顔で小毬さんに挨拶をした。なんだかこれに似たようなやり取りが前にもあった気がする)
理樹「ねえ小毬さん…小毬さんも笹瀬川さんのことをなんとも思わないの?」
小毬「ほえ?」
理樹「ほら、君は笹瀬川さんと1番の仲良しでさ、あの世界の時もよく協力してくれたじゃないか…」
理樹(無駄だと思われる説明ほど虚しいものはなかった。ただ、それでも、1人だっていい、理解者が欲しかった)
小毬「……うん…そうかも……」
理樹「えっ!?」
小毬「あっ、いや、大丈夫だよ!気にしないで下さいっ」
理樹「気にするよ!今なんて!?」
理樹(思わず小毬さんの両手を握ってしまった)
小毬「り、理樹君が怖いぃ〜!」
理樹「ご、ごめん……でも気になったんだよ…やっぱり小毬さんも笹瀬川さんの様子が変だと思うんだね?」
笹瀬川「〜〜?」
小毬「う、うん……」
理樹「詳しく聞かせてほしいな」
小毬「へ、変と言ってもなんとなく…なんだけどね。こうさーちゃんが昨日まではしっかりしてたんだけど今日は子供みたいだなーっと……あっ、でも今のさーちゃんもしっかりさんだよっ!」
理樹(もはや人語が通じてるかも分からない笹瀬川さんに慌てて弁解する小毬さん。案の定本人もよく分かってなさそうだった)
理樹「うん。ありがとう小毬さん…ちょっと自信が持てたよ」
理樹(やはりおかしいのはこの世界だ!僕じゃない。ただそうなるとやはりこの学校の生徒はNPCなんかじゃなくてちゃんとここで学校生活を営んでいるんだろう。それは同時に囚われているということでもあるんだけど)
理樹(それより今は小毬さんが正気に戻りかけていることの方が大切だ!もしかしたら笹瀬川さんと一番近くにいたから自覚が持てたのかもしれない。ここはなんとかこちら側に引き込まないと!)
理樹「小毬さん。はっきり言って今の笹瀬川さんはおかしい。君の言う通りもっとしっかりしていていつも鈴と喧嘩をしてて、でも後輩や仲の良い友達に思いやりもある無類の猫好きだ!」
小毬「いつもの……さーちゃん……」
キーンコーン
理樹(あともう少しというところで予鈴がなってしまった)
小毬「と、とりあえずもう戻らないと…」
理樹「あ、うん…」
理樹(もはや間に合っても間に合わなくても同じだということは分かっていた。しかし無理に引き止めなくても大丈夫だろう。今回は急に煙になって消えるなんていうことはあり得ないんだから)
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