過去ログ - モバP｢佐久間まゆの楽園｣ -SS速報VIP

過去ログ - モバP｢佐久間まゆの楽園｣

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1:10年後もまゆと一緒にいられますように[sage]
2016/02/28(日) 04:00:54.60 ID:FwbRKQ1Mo
アイドルマスターシンデレラガールズ　佐久間まゆのSSです。

まゆとの10年後の一幕、と言った感じのものになっております。
めっちゃくちゃ短いです。

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2: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:01:39.38 ID:FwbRKQ1Mo
｢天を追われた天女がその後どうなったのか、知っていますか？｣

知らないし、考えたこともなかった。

物語として決着がついた後のお話なんて、考えるだけ無駄なんじゃないか。

以下略

3: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:02:06.81 ID:FwbRKQ1Mo
……そう言われれば、確かにそうだ。

シンデレラを輝かせる魔法使いだった自分が、何の因果か王子様の役まで振られてしまって。

それももう、10年も前の話。

以下略

4: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:02:35.03 ID:FwbRKQ1Mo
佐久間まゆという少女に抱いていた印象は、そこまで強いものではなかった様に思う。

手ずからスカウトしてきたアイドル達の一人で、思い切りの良い子だな、程度の物でしかなかった。

他のアイドル達のようにPさんPさんとやたら纏わりつくでもなく、いつでも事務所の隅のほうで微笑んでいた子。

以下略

5: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:03:02.83 ID:FwbRKQ1Mo
他愛無い内容のそれに一言だけ添えて返すようになったのは、またしばらく経ってからだった。

一日の終わりに交わされる短いやり取り。

その頃になると、コーヒーの主がまゆだと言う事には気づき始めていた。

以下略

6: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:03:30.89 ID:FwbRKQ1Mo
ベッドのスプリングが軋む。

少し重くなったんじゃないかと意地悪く言いながら受け止められたまゆは、二人分ですからとすました顔をしていた

。

以下略

7: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:03:58.58 ID:FwbRKQ1Mo
｢……コーヒー、淹れましょうか？｣

どうして分かったのかと尋ねるといつも決まって｢愛情です｣と返ってくるので、今ではそういう物なんだと思うこと

にしている。

以下略

8: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:04:27.25 ID:FwbRKQ1Mo
｢どうぞ｣

湯気の昇っていないカップを見つめて、つと顔を上げた。

にこりと微笑むまゆの顔を見ながら、冷め切ったコーヒーを口に含む。

以下略

9: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:04:56.07 ID:FwbRKQ1Mo

以下略

10: ◆klx9zSJI.g[saga]
2016/02/28(日) 04:07:51.90 ID:FwbRKQ1Mo
これにておしまいです。

思ったより短くてなんとも言えない感じになってしまいました…。
書きたい事は大体書けたので満足してます。

以下略

11:名無しNIPPER[sage]
2016/02/28(日) 06:53:27.17 ID:fgH2PT1XO
すごくすきなやつだ
おつ

12:名無しNIPPER[sage]
2016/02/28(日) 09:08:56.19 ID:3PjiD8XGO
短いけど綺麗にまとまってよかった
一言メモをつけるとか、使いのこしの砂糖の量で好みの味にあわせていくとか、携帯以前の世代には馴染みのある初々しさもよかった

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