過去ログ - モバP「モテ装置?」
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1: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:03:33.61 ID:Vnz/ww6s0
デレマスSSです。

モバP「平行世界体感装置?」
モバP「精神安定装置?」
モバP「トリップ装置?」
の続きです。


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2: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:04:30.32 ID:Vnz/ww6s0
モバP(以下P)「目が覚めたら晶葉の部屋、もとい研究室にいた」

P「っかしーな、いまだに美城常務に金を持ってかれた幻聴のショックから立ち直れていないちひろさんの仕事をやってたはずなんだがな……」

晶葉「おお、P。起きたのか、おはよう。とはいっても、まだ朝の三時だが」
以下略



3: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:05:11.11 ID:Vnz/ww6s0
P「志希が? じゃあお礼言わなきゃな。志希は今どこに?」

晶葉「ん、ああ……そういえば姿が見えないな、きっとどこかうろついているのだろう」

晶葉「さて、そんなことはさておいてだな……」
以下略



4: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:07:31.11 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「そう、モテ装置だ。読んで字の如く、この装置を使えば、異性から好かれるようになる」

P「なんでそう、まゆの逆鱗に釘をぶちこみにいくような発明しちゃうのかなぁ」

晶葉「科学の発展のためには、多少の犠牲は仕方がないんだ」
以下略



5: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:10:20.42 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「アイドル達じゃ……検証にならないからな。Pへの好感度が既に高いと、装置のきちんとしたデータを得られない」

P「みんなから信頼してもらえて、俺は幸せ者だな」

晶葉「……」
以下略



6: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:11:01.29 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「どこで誰が聞いているかわからない時代だぞ、発言は慎重にな……」

晶葉「だが、疑問に思う気持ちはよくわかる。その辺の説明は、志希に任せる」

志希「任されちゃった〜上手く説明できるかな?」
以下略



7: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:12:08.60 ID:Vnz/ww6s0
P「うーむ、俺はあんまり鼻が良くないからなんとも言えないけど……」

志希「ありゃ……とにかく、そういうことがあるんだ〜。匂いとか味って、記憶と密接に関わってる要素なんだよね」

志希「このモテ装置は、それを使った機械なんだよ」ニャハハ
以下略



8: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:15:30.66 ID:Vnz/ww6s0
P「ん、ああ、それはわかってる。でも、話を聞く分には、初恋の時の記憶を俺に投影させるってことだよな?」

志希「そうだね。まあ初恋って言うか、自分が一番ドキドキできた恋愛の記憶」

P「それって、本人の気持ちを蔑ろにすることにならないか?」
以下略



9: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:16:04.16 ID:Vnz/ww6s0
P「……それはわかったとして、なんでちひろさんに?」

志希「トーゼン、サンプルとして一番公正な立場ってのもあるけど〜」

志希「まぁまぁ、使ってみたらわかるんじゃないかな?」
以下略



10: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:17:10.49 ID:Vnz/ww6s0
P「志希と協力したってことは、志希が匂いのもとを作るんだよな?」

志希「ううん、あたしは匂いの原理を晶葉ちゃんの教えただけだよ。いくらあたしでも、香水を作ってくださーいって言われてもすぐには無理だしね」

晶葉「トリップ装置の時と同じだ、神経に直接刺激を与える」
以下略



11: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:18:09.86 ID:Vnz/ww6s0
P「……待てよ?」ボソリ

P「…………」

P「質問はまだ終わりじゃない。すまないが志希、席をはずしてくれないか」
以下略



12: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:18:45.68 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「……どうしてそう思う?」

P「今までお前が作ってきたもの。平行世界体感装置、精神安定装置、トリップ装置、そして今回のモテ装置――平行世界体感装置で記憶を操作し、精神安定装置で視覚を操作し、トリップ装置で聴覚と触覚を操作し、モテ装置で嗅覚を操作している」

P「あと一つは、味覚か?」
以下略



13: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:19:51.98 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「……」

晶葉「Pよ。私は、やろうと思えば記憶を改竄することだって可能なんだぞ? 平行世界体感装置で得られたデータから、それができるだけの技術をもう得たんだ」

P「俺を脅す気か?」
以下略



14: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:20:29.92 ID:Vnz/ww6s0
P「『もしも俺が消えたら』。お前の書いているその小説は何だ?」

P「なぜ俺がレグルスを、キクイタダキの別称を知っているとお前が知っている?」

P「なぜ俺は――平行世界から帰ってきてからずっと眠れないんだ?」
以下略



15: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:21:18.76 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「……」

P「沈黙は是ととるぞ」

晶葉「平行世界では、自分の知らないことは起こらない。シミュラクラ現象をPは知らなかった」
以下略



16: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:22:25.89 ID:Vnz/ww6s0
P「晶葉、お前は新たな人間を造ろうとした。目的はよくわからない。そもそも俺の記憶の中で組み立てられる平行世界の中で、お前が一種の意思を持つことさえ俺には納得できない」

晶葉「それがそのまま、ここが現実世界であることの裏付けになっているとは考えないのか?」

P「……っ」
以下略



17: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:23:10.31 ID:Vnz/ww6s0
晶葉「……チッ、電話だ」ピッ

晶葉「私だ――ああ、いつもすまないな。すまないが今立て込んでいて……」

晶葉「なに?」
以下略



18: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:23:46.19 ID:Vnz/ww6s0
P「まゆもこんな時間に何やってんだよ……」

まゆ「最近晶葉ちゃんの行動がおかしいので、ずっと監視してたんですよ」

P「ご、ご苦労さん……」
以下略



19: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:24:51.38 ID:Vnz/ww6s0
まゆ「うふ、何のことですかぁ……?」

晶葉「さあ行くぞ。もたもたしている時間はない」

P「どうしたんだよ、晶葉、急にバタバタと」
以下略



20: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:25:31.77 ID:Vnz/ww6s0
――


P「ここは……病院?」

以下略



21: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/28(日) 11:26:15.12 ID:Vnz/ww6s0
男「お待ちしておりました、すぐにこちらへ……この方々は?」

晶葉「やあ、院長。いつもすまないな。この三人は私の友人だ。それに、このうち一人は見たことがあるだろう?」

院長「そうですな、はは。ではこちらへ」
以下略



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