過去ログ - える「折木さんのご親戚の方ですか?」 白望「ダルい……」【氷菓×咲-Saki-】
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/03/01(火) 09:31:16.70 ID:LPBUNPyG0
える「戻りました。折木さん、出るの早かったんですね」

千反田が浴衣姿で静かに入ってくる。
流石お嬢様、立ち振る舞いが上品だ。
というか、この状況は俺のエネルギー効率を大きく損なっている気がする。変な気は起こさないように努めることとしよう。

ここは温泉宿で、俺も温泉に入ってきたがすぐに出た。枯れ尾花の宿の二の舞にはなりたくなかったし、今は千反田と二人だ。介抱させてしまってはせっかくの旅行なのに申し訳が立たない。
俺は学習する男なのである。この場合は自分の体たらくを弁えたと言うか。

奉太郎「あ、あぁ。男の風呂は行水ともいうしな」

える「そうですか。えと、あの……折木さん?」

奉太郎「なんだ」

える「怒って……ますよね」

奉太郎「……他の二人が不在なのに無理やり連れだったことか?」

える「はい、折木さんは福部さんと摩耶花さんが来るのなら行くと言ってましたから……ですが、二人とも都合が悪かったらしく」

奉太郎「……まぁ」

える「ですよね。本当に申し訳ありません」

奉太郎「勘違いするな。俺は怒っちゃいない。エネルギー効率が悪いからな。そう怒らない。それに、どうせ里志辺りがそそのかしたんだろう」

える「えっと、はい。『悪いんだけど僕と摩耶花は行けない。だからホータローと行きなよ。連れってっちゃえば、文句言う気も起きないだろうからさ』、と」

里志め。帰ったら覚えておけよ。
伊原に色んなことを吹き込んでやる。


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