過去ログ - 時子「アァ? 法子のいるホテルで事件ですって?」
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15: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/03/01(火) 20:07:54.41 ID:ERuKdMW10

――――2分後 秘密情報部、長官室

諜報員「これが前回の任務の報告書です、長官」

長官「うむ、確かに。君のおかげで危険な商品を扱う闇組織をまた一つ潰すことが出来た、礼を言う」

諜報員「長官、そのような言葉は必要ありません。僕にとっては、当たり前のことをしているだけですから」

長官「他の者が聞いたら嫉妬と尊敬が渦巻く表情をするだろうな。ところで、いい加減休暇は取らないのか?」

諜報員「またその話ですか……何度も言っているじゃないですか、必要ないって。そして僕がこう言うと決まってあなたは」

長官・諜報員「「ならせめて昇格試験を受けろ」」

諜報員「ほら。もういい加減耳に穴が空きそうなくらい聞きましたよその言葉」

長官「むぅ……しかしだな、部署内からも君を心配する声や、そろそろ後進の育成に力を入れて欲しいという要望がだね」

諜報員「やめてくださいよ、半世紀近く生きていますが、個人的はまだまだ現役20代の感覚なんですから」

長官「見た目もな。だが私には君が無理していることくらい分かるぞ?」

諜報員「……まだまだいけますよ。それに、僕には約束がありますから、それを破って休むことは出来ません」



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