過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
1- 20
362: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/05(火) 00:11:33.52 ID:YEc+GdWn0
カムイ「マークス兄さん」

マークス「……」

カムイ「マークス兄さんは、どう考えていますか?」

マークス「……私は父上のことを未だに信じている」

カムイ「……」

マークス「しかし、今の父上に信じていた父上の面影を見ることが出来ない。父上の信じた正義はその場その場で姿形を変えるようなものではなく、どんなものにさえ曲がることのないものであり、同時に繁栄をもたらす何かしらの兆しがあった」

マークス「今、その兆しは見えない。そして、その父上の正義に付け込み破滅をもたらそうという存在を私も許すわけにはいかない」

カミラ「マークスお兄様」

マークス「だからこそ、私は知りたい。父上が掲げた理想を父上が成し遂げようとしたことが一体何であったのかを……」

 カ カ カ スッ

カムイ「……マークス兄さん?」

マークス「カムイ、私は正義を見出せなければ剣を振えない、そんな男だ。父上の正義を見限った今、私の手元に正義はない。だからこそ、カムイ。その正義を私が得られるまで、お前の正義に身を寄せさせてほしい」

カムイ「……私の正義にですか?」

マークス「ああ。今、私にとって見出せる正義はお前の進む道だけだ。そして、私が私としての正義を得られた時。私はお前を支える剣となれるはずだ」

カムイ「……はい、マークス兄さん」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1087.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice