過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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486: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 22:17:22.42 ID:ojH0dKaX0
ベルカ「なによって言われても、事実よね?」

ルーナ「どこがどう事実なのよ!?」

ベルカ「あなた、あまり足が速いわけじゃない。私と一緒の時は、いつも竜に乗せろって言ってるわ」
以下略



487: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 22:28:55.19 ID:ojH0dKaX0
ベルカ「そうね。あなた初めて会った時、私に色々と『抜かしてあげる』とか『カミラ様の一番になるのはあたしだから、覚悟しておきなさいよ』とか、そんなことを言ってきた」

カミラ「ここで初めて顔合わせしたとき、暗がりから現れたベルカに驚きながらね」

ルーナ「カミラ様が覚えてるのはともかく、あんたもよく覚えてるわね」
以下略



488: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 22:39:57.69 ID:ojH0dKaX0
ベルカ「それから、こそこそと私の様子を窺ってたみたいだけど……」

ルーナ「うっ……」

ベルカ「あれはなぜ?」
以下略



489: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 22:53:12.23 ID:ojH0dKaX0
ルーナ「でも、初対面の時にそんな感じしなかったけど」

カミラ「それを見てたから出した任務だったのよ。二人ともあんまりいい雰囲気じゃなかったから、ルーナからじゃなくてベルカから歩み寄ってもらおうって、そんな命令を出したの」

ルーナ「なによそれ、こそこそしながら話しかけるタイミングを窺ってたあたしの苦労はなんだったのよ。でも、結局話しかけられたことなかったわね」
以下略



490: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 23:02:56.44 ID:ojH0dKaX0
カミラ「……ねぇ、二人とも」

ルーナ「なに、カミラ様?」

ベルカ「カミラ様?」
以下略



491: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 23:13:18.98 ID:ojH0dKaX0
カミラ「あなた達に優しくして癒すことで私は優越感も得ていた。私にも誰かを救えるっていう事実がほしかっただけかもしれない」

ルーナ・ベルカ「……」

カミラ「ごめんなさい、二人とも私の言葉を信じて臣下になってくれたのに、失望させるようなことを言って」
以下略



492: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 23:29:16.92 ID:ojH0dKaX0
カミラ「ルーナは落ち込んでる自分の顔をよく見てるものね」

ベルカ「そうね、それは任務の時に見てたから。鏡の前でいきなり笑顔になったり、なんだか忙しなかったけどね」

ルーナ「ちょ、なんで二人とも知ってるのよ。っていうか、ベルカにも見られてたのね、恥ずかしいわ」
以下略



493: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 23:43:28.66 ID:ojH0dKaX0
カミラ「……二人がそう言ってくれるなら、そうなのかもしれないわ」

ベルカ「だから、もう一度命令を出してほしい」

カミラ「命令?」
以下略



494: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/17(日) 23:57:21.80 ID:ojH0dKaX0
ベルカ「カミラ様、任務完了したわ」

カミラ「ふふっ、よくできました」

ルーナ「褒められたわね、ベルカ!」
以下略



495: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/18(月) 00:07:41.30 ID:is4aDwAY0
◆◆◆◆◆◆
―暗夜王国・クラーケンシュタイン『マクベスの部屋』―

マクベス「まったく、おかしなものはあまりないと思った矢先にこれですか……」

以下略



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