過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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49: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/03/05(土) 01:09:20.28 ID:6XPpM3WZ0
カムイ「そうでもないですよ」

アシュラ「それで、気になってるのは俺がどういった理由で助けに回ったのか、ってこところだろう?」

カムイ「はい、あなたはノートルディア襲撃犯の正体をフウマ公国と断定していました。それに彼らの技と戦術を熟知していたようですので」

アシュラ「……そうだな。こればっかりは言わせるんだろう?」

カムイ「はい、今後のこともあります。特にフウマに関しては色々と考えなくてはいけませんから」

アシュラ「……今の俺はしがない盗賊団の頭だよ」

カムイ「それより前はなんだったのですか?」

アシュラ「……コウガ公国っていう国があったことは知ってるかい?」

カムイ「いいえ、残念ですが」

アシュラ「俺はもともとそこの王家に仕える忍だった。王家に忠誠を誓って戦うことに誇りも感じてた。でもな、それをフウマが壊しちまったんだよ」

カムイ「……コウガを滅ぼしたというのですか?」

アシュラ「ああ、俺はそこから逃げてきた負け犬さ。そして、今じゃ盗賊ときた。転落人生まっしぐらっていってもいいだろうな」

カムイ「……」

アシュラ「だから、眼の前にフウマの野郎どもがいて我慢できなくなったんだよ。でも、そんな国にも命を掛けて仕えてる忍がいるってことを見てると、俺も命を掛けるべきだったのかもしれないって思わねえわけじゃない」

アシュラ「でも、結局逃げて来て、人から物を奪って命をつなぐコソ泥になっちまった。そう考えると国に忠誠を誓って戦って死んだあの野郎のほうが、ある意味真っ当な人生を歩んでるかもしれねえ」

カムイ「だったら、ここからアシュラさんの思う真っ当な道に向かってみませんか?」


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