過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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662: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 22:38:20.50 ID:+Weh/Fky0
◇◇◇◇◇◇
―フウマ公国『洞窟』―

 サッ

以下略



663: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 22:50:27.91 ID:+Weh/Fky0
 カツッ

サイゾウ(足音……奥から来ているようだ。ここは……)サッ

 カツン カツン
以下略



664: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:01:36.63 ID:+Weh/Fky0
コタロウ「面白い奴がいたことを思い出してな」

フウマ兵「面白い奴ですか?」

コタロウ「ああ、私の野望に口を挟んだ馬鹿な男のことだ。忍としての誇りがあるなら、そのような下衆な行いは改め再び誇りと共に歩めとな。単身ここにやってきた馬鹿であったか。四代目サイゾウ哀れな老いぼれだった」
以下略



665: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:11:45.62 ID:+Weh/Fky0
サイゾウ「……どうやら部下は無防備な背中だったようだな」

コタロウ「ああ、無防備な背中では殺されても仕方がない」

サイゾウ「……貴様が、フウマ公国の王だな」
以下略



666: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:21:05.93 ID:+Weh/Fky0
サイゾウ「サイゾウの名を侮辱することは許さん……」

コタロウ「大丈夫だ、それもここで終わる。貴様がサイゾウであろうとなかろうと、いずれ白夜は暗夜の手に落ちる。その時は王家、そしてそれに仕える者たち全てを晒し首にしてやろう。そして、広大な大地を得る。フウマ王国を作り上げるためにな」

サイゾウ「ふっ、貴様も夢は寝てみるものだと、親から教わらなかったようだ。貴様の夢はここで覚める夢。次に見る夢は地獄の底で苦しみ続けるものだけだ」
以下略



667: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:30:47.11 ID:+Weh/Fky0
 サッ

コタロウ「外れだ。やはり、名前は強さの証明になりはしないということだ」

サイゾウ「くっ」ダッ
以下略



668: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:38:13.18 ID:+Weh/Fky0
 タタタタッ

サイゾウ「よし、ここを抜ければ!」

 ザザッ
以下略



669: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:46:48.97 ID:+Weh/Fky0
 カツンカツンッ

サイゾウ(……上からの足音か。戻っても結局は袋小路、ならば―――)

サイゾウ「刺し違えてでも、貴様を屠るまで!!!!」ダッ
以下略



670: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:50:07.24 ID:+Weh/Fky0
◆◆◆◆◆◆

カムイ(どうやら、最悪な時に来てしまったようですね……)

コタロウ「! こ、これは暗夜王国の方々。その者は現在、我が国に攻撃を仕掛けてきている白夜の忍、すぐに殺していただきましょうか?」
以下略



671: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/01(日) 23:54:31.78 ID:+Weh/Fky0
コタロウ「ふっ、貴様のような小娘の側について何の意味がある、何の得がある? 一体どんな夢を見ているのか知らないがガロン王は私に約束してくれた、この戦いが終わり白夜を支配した後に、広大な地を与えると。現に戦争は暗夜が有利、その現実を理解できないままに謀反を起こすとは。前にノートルディアに派兵し、現れたカムイ王女を殺す指示は納得の行くこと。私の野望に百害あって一利なしだな。せっかく生かしてきた土産も無駄になってしまった」

カムイ「土産?」

コタロウ「貴様のためにと色々と手を凝らしていたというのに。こうなってしまえば仕方ないこと、おい」
以下略



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