過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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797: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/20(金) 21:54:15.38 ID:ttbTZmGs0
◇◆◇◆◇
―暗夜王国・レオンの屋敷―

サクラ「レオンさん」

レオン「サクラ王女、姉さんとは話ができたみたいだね」

サクラ「はい。レオンさんのおかげで、ありがとうございます」

レオン「いや、僕は何もしてないよ。サクラ王女がそうありたいと思って行動した結果なんだからさ」

サクラ「いいえ、そんなことないです。ここまでレオンさんは私たちのことを守ってくれました」

レオン「守ったか……。正直にいえば、僕はそう思ってないんだ」

サクラ「え?」

レオン「本当のことを言えば、僕は君たちに戦う道を選んでほしくはなかった。最後まで守っていけたらと思っていたからさ」

サクラ「うふふっ、そうだったんですか」

レオン「サクラ王女?」

サクラ「いいえ、その、そう思っていただけていたことがとても嬉しくて……。最初は捕虜として一緒にいただけなのに、今はこうして話し合える仲間になれたことが嬉しいんです」

レオン「サクラ王女は僕のことを仲間だと思ってくれてるんだね」

サクラ「当り前です、いろいろと支えてくれたレオンさんは私の大切な仲間ですから。その、レオンさんは違うんですか?」

レオン「そんな心配そうな顔をしないでくれるかな?」

サクラ「ご、ごめんなさい」

レオン「心配しないでサクラ王女。僕も君と同じ気持だよ。君はもちろん、カザハナもツバキも大切な仲間だって思ってるよ」

サクラ「レオンさん……」

レオン「だけど、君たちを守るっていう僕の戦いが終わったわけじゃない。でも、今はただ守るだけの君たちじゃなくて、共に闘ってくれる仲間として守っていきたいって思ってる」

サクラ「えへへ、そう言ってもらえると、とってもうれしいです。ありがとうございます、レオンさん」

レオン「いや、本当は僕の方がお礼を言わないといけない立場なんだ」

サクラ「え?」

レオン「僕は心のどこかで君のあり方に甘えていたから……。最初、暗夜に来た君は弱弱しい言動が多かった。でも、今の君はとても強い心を持って、自分で歩み始めてる。それを見て、僕も歩き出せたんだ。だから、僕もお礼を言いたい、ありがとうサクラ王女」

サクラ「そ、そんな、なんだか照れちゃいます」

レオン「サクラ王女、一緒に戦っていこう。それが僕たちの進むべき道だと思えるから。この戦いを終わらせるために……」

サクラ「はい、私もそのつもりです。一緒に力を合わせていきましょう」

レオン「ああ」

【レオンとサクラの支援がAになりました】



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