過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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850: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:25:28.83 ID:hq7+v38e0
◆◆◆◆◆◆
―白夜・イズモ公国『イザナ公王の屋敷』―

イザナ「暗夜に攻め込むための橋頭保をボクにお願いしてるけど、キミは自分の立場を理解して言ってるのかな?」

以下略



851: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:29:10.67 ID:hq7+v38e0
カムイ「それにしても、イザナさんは気配が読み辛い人ですね。ほわほわしてるというか、本当に軽い雰囲気があって」

イザナ「それがボクの武器でもあるからね〜。こんな風に軽い装いをしてると、つい枷が外れて本当の品質が露呈したりする。そういう気抜けを選別するにはもってこいだから」

カムイ「なら、私はその気抜けですか?」
以下略



852: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:32:24.15 ID:hq7+v38e0
カムイ「…それはどういう意味ですか?」

イザナ「…カムイ王女。その目標は皆の共通目標であって、キミのキミために掲げているものじゃないように感じるからね」

カムイ「私自身の目標じゃないというんですか?」
以下略



853: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:37:15.22 ID:hq7+v38e0
カムイ「…だとしても今の私にはこれしかありません。ここに来て、何もしないという選択肢はないんです」

イザナ「…はぁ、困ったね。気抜けじゃなくて腑抜けのほうだったかな。これじゃ、キミについて来たみんなも腑抜けってことで間違いなさそうだね〜」

カムイ「私が腑抜けといわれるのは構いませんが、ほかの――」
以下略



854: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:40:37.07 ID:hq7+v38e0
カムイ「そ、そんな理由で……」

イザナ「あははっ。ボクは面白いことのほうが好きだからね〜。キミがボクを満足させる可能性を示してくれるなら同盟を結ぶよ、すぐにでも」

カムイ「さっきまで私のことをなじるようなことをさんざん言っておきながら、この軽さはどうかと思いますが」
以下略



855: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:48:07.22 ID:hq7+v38e0
イザナ「……へぇ、そうボクの占いは気にしないってことね」

カムイ「はい。私はあなたに可能性ある未来を占ってもらうために来たわけじゃありません。ただ、現実的に必要なことをあなたに頼むために来たに過ぎないんですから。だけど、私自身、求めることがあるとするなら」

イザナ「するなら?」
以下略



856: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:52:13.35 ID:hq7+v38e0
カムイ「こんな答えでいいんですか?」

イザナ「うん。十分すぎるくらいだよ。キミの戦いに力添え、少なからずさせてもらうからさ〜」

カムイ「……ありがとうございます」
以下略



857: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:53:37.97 ID:hq7+v38e0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 コンコンコン

カムイ「アクアさん」
以下略



858: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:56:02.29 ID:hq7+v38e0
 モゾモゾ

アクア「んっ、んー。んっ……?」

カムイ「アクアさん、お目覚めですか?」
以下略



859: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/05/28(土) 11:57:18.26 ID:hq7+v38e0
アクア「当り前よ。私に隠し事なんて、十年早いわ」

カムイ「精神年齢はアクアさんの方が上ですからね。たしかにそうかもしれません」

アクア「だから、その……」
以下略



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