過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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918: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/06/09(木) 22:05:15.49 ID:3LDpXjjP0
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 ここから先は、問題なく過ごせるだろう、そんな淡い期待を抱き仮面と髪を整える。その足並みは軽いもので、ガロンとカムイの元に歩み寄る。

「ガロン王様、カムイ王女。そろそろ御昼食の時間にございます」
「うむ、そうか。カムイよ、我と一緒に食べるとするか?」
「うん! まきゅべすも一緒に食べよ?」
「ありがとうございます。ガロン王様、私も同席してよろしいでしょうか?」

 ガロンの右手は震えていないし、その顔は穏やかであり、カムイがそう望んでいるのだ、同席を許可すると告げる。
 予想通り、カムイの肉体的接触(健全)によってガロンの怒りは抑え込まれているらしいと。これを持ってすれば今日は越えられる、マクベスの中に希望の光が改めて灯ったその時。

「あのね、今日の御昼ごはん、私もちょっと手伝ったんだ」
「ほう、そうか。カムイはすでに調理もできるほどになっているのか」
「えへへ、とってもおいしそうなのできたから、まきゅべすとお父様にもたべてもらいたいの!」
「そうかそうか」
『……え?』

 これにはマクベスとモーニング担当メイド二人が疑問の声をあげ、前方から聞こえる多数の駆け足に不安が加速した。


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