過去ログ - 【艦これ】電「賑やかな鎮守府の日常なのです」
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◆dbGyYYDw8A
[saga]
2016/03/02(水) 00:21:50.70 ID:LaU3eenMo
響「……水鬼、か」
若葉「響、どうした?」
響「最近の深海棲艦は……皆に似ている個体がいると聞いているんだ」
若葉「そうだな……それがなにか……? いや、そうか」
響「分かっているさ。あれは『私達』ではない。だけど……」
響「もし、電や暁。雷……潮、阿武隈さんや若葉達にそっくりな相手がいたとして……私は、それを撃てるのか?」
若葉「……無理そうか?」
響「分からない……」
若葉「……無理はするな。ダメそうだったら、若葉に任せろ」
響「……若葉」
若葉「響が自分を殺してまで、無理に戦う必要はない。若葉は大丈夫だ」
響「……いや。若葉に戦わせて、私が戦わないわけにはいかないさ」
響「まだ迷いはある。だけど覚悟は決めた。若葉達を守るためなら、似た相手だろうと迷わず撃つさ」
若葉「そうか。響は強いな」
響「そんなことない。私は弱い……ただ、悪運が強くて生き延びただけだ」
若葉「卑下するな。悪運だろうとなんだろうと、響が若葉達の中で一番最後まで生きていたのは、誇るべきことだ」
響「若葉。その……спасибо(ありがとう)」
若葉「大したことじゃない」
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