過去ログ - モバP「まほうのメガネ」
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6: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:11:25.12 ID:ruMvvuue0
テレビ越しでも伝わる、熱気に満ちた歓声の中心にいたのは、眼鏡をかけた有名アイドルでした。

そのアイドルは彼女とほとんど歳が変わらないはずなのに、きれいでのびやかで、とてもエネルギッシュでした。

そして何より、今まで見たどんな女の子よりかわいかったことに彼女は驚きました。
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2016/03/03(木) 22:14:07.57 ID:7ktVDFzU0
タイトルの時点で誰か分かるんだよなぁ


8: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:14:11.20 ID:ruMvvuue0
翌日、さっそく彼女は眼鏡を買いに行きました。

「どんな眼鏡が似合うかな?」

そう思い試着を延々と繰り返すうちに、眼鏡を選ぶ手が止まらなくなりました。
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2016/03/03(木) 22:15:32.98 ID:TtsX/74v0
メガキチいいよね


10: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:16:23.43 ID:ruMvvuue0
シンプルな黒縁、大胆な赤、知性を感じさせる青、オトナのヒョウ柄……

都会風のボストン、まじめなスクエア、落ち着きのあるウェリントン……


以下略



11: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:17:31.55 ID:ruMvvuue0
それからの彼女は、見違えるように明るくなりました。

積極的に人と話し、いろんなことにチャレンジしたいと思うようになりました。

この前向きさは、フレームとレンズでできた、魔法の道具のおかげです。
以下略



12: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:18:46.16 ID:ruMvvuue0
高校三年生になり、18歳の誕生日を迎えた彼女は将来についても考え始めました。

「眼鏡のような存在になりたい」

誰かの人生に彩りを加えられたらどんなに幸せだろう、と思うようになりました。
以下略



13: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:19:30.19 ID:ruMvvuue0
「どうだ、これでもオファーを受けてはくれないか? 眼鏡の似合うカワイイアイドルさん」

「……負けました。ここまで言われてダメなんて言えませんよ」

「ニヤニヤしてんぞ、アイドルさん」
以下略



14: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:20:27.09 ID:ruMvvuue0
―――346カフェ

比奈「っは〜。たまには太陽の下、お昼からコーヒー飲むのもいいっスねぇ」

春菜「比奈ちゃんはもっと自分の体をいたわるべきですよ! あと眼鏡をもっと愛するべきです!」
以下略



15: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:21:58.98 ID:ruMvvuue0
P「夏の祭典に向けた原稿づくりを理由に俺のスカウトを適当にあしらっただろ、先生」

比奈「過去のことをどんだけ根にもってるんスか!」

P「過去は消せないからな、仕方ない」
以下略



16: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/03(木) 22:22:40.96 ID:ruMvvuue0
P「と、そんな硝子の靴ならぬ、フレーム付きの眼鏡をかけたシンデレラさんに仕事のお話がある」

春菜「ありがとうございます! 眼鏡を布教できるお仕事ですか?」

P「眼鏡が布教できるかはわからないけどな……俺が様々なツテやらなんやらを使ってなんとかひっぱり出した人との共演だ」
以下略



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