過去ログ - 【咲-saki-】「ありとあらゆる花々は」【安価】
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60: ◆c5NPRoOGUc[sage]
2016/03/09(水) 01:21:29.22 ID:sUh9e+Gp0
衣「宮永よ、楽しかったか?」

咲「うん」

衣「久しく忘れていた。楽しむという感情。今一度勉強させてもらった!」

咲「私も、こんな強い人、昔の…」

咲はここで言葉に詰まる。

衣「昔の?」

咲「私…昔、こんな強い人と麻雀したことある…」

衣「憶えてないのか?」

咲「……」

菫「一つ聞いていいか?」

咲「え?」

菫「君の苗字は分かった。君は宮永照の血縁か?」

咲「宮永…照…?」

衣「そうだとしたら咲とも血が繋がっていることになるぞ」

咲「咲って…私の…」

衣「知らぬはずはないだろう。今はヨーロッパのプロリーグで麻雀を打っている宮永咲だ」

同じ名前。

それが偶然であると考えることは胸のざわめきが許さなかった。

宮永咲に会えば、自分が何者か理解できる。

そう確信した咲の目は次の目標を見据えていた。

宮永咲の物語は、記憶喪失により止まっていた咲の時間はここから動き始めることになる。


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