過去ログ - 華琳「ガッツ……貴方を、必ず私の物にしてみせるわ」
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4:名無しNIPPER
2016/03/05(土) 01:33:07.63 ID:BCv3nobOO
そうして走り続け、なんとか日が暮れる前にパックが彼女の姿を見つけた。

「おーーーいっ! ガッツゥーーーっ! いたよいたいた、キャスカはあっちにいるぞーっ!」

 バダバダと手足を振りながらも、ある方向を指さしてくれる。
 それを聞き、ガッツもわずかに安堵することが出来た。

「……ん? でもあれ? なんかキャスカの前に、“白い服”の誰かがいるぞ」

 白―――――。

「おっ、おいガッツっ!?」

 その言葉を聞いた瞬間、ガッツは黒い弾丸と化した。
 白。それはガッツにとっては忌み深い男の存在に繋がるモノ。

――まさか……まさかあの野郎がっ!?

 あり得ない。あの時、最後に出会ったとき“あいつ”は言っていた。やることがあると。俺達にかまっている時間はもう無いという態度で。
 だがもしもそうだとしたら――自分は――――?


 果たして、その白い者はガッツの想い人では無かった。

「あー……う〜? にぃーー、きゃはは」

 キャスカの前にいたのは、上から下まで白いブーケを覆った者だった。顔まで隠しているせいで男か女か判断しづらいが、体の線からおそらく男性だと思われる。

 だが、

――……なんだ、この首筋の感じは。

 ガッツは自分の首の“烙印”に触れる。いつもの痛みは無い。だがわずかに疼くような……今まで感じたことのない感覚があった。

――何者だ、こいつは……。



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