過去ログ - 華琳「ガッツ……貴方を、必ず私の物にしてみせるわ」
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名無しNIPPER
2016/03/05(土) 01:35:14.48 ID:BCv3nobOO
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同時刻、はぐれたパックもまた、二人の姿を探していた。
「おーい、キャスカやーーい、キャスカやーーい」
訂正。キャスカのみを探していた。
「おっかっしぃーなーっ? もしかしてここに飛ばされたのオレだけ? でもあん時に似ていたし、みんないるはずなんだけど」
ふぅむと唸って、空中であぐらをかく。しばらく考え込むこと。
シュシュシュシュ、ピーーーー、ドカン! 脳内ショートを起こした。三ビット程度の頭脳で難しいことを考えた反動だ。
「ま、まーいいや。とにかくキャスカを見つけないとな、うん。ガッツの奴は放置しても何の問題も心配もない…………いや、あヤツのこと、まーーーた問題を起こすに違いない、主に人間関係的なとこで」
うんうんと頷き、あっちも早く探さんと。そう思い直す。何しろガッツときたら、基本ドぐされだからだ。出会ったときよりは少しはマシになってきてるかもしれないが、口より先に剣が出る性格は変わってない。一人にするとベルセルクモードに突入しかねん。
「まったくもーっ、どいつもこいつも、やっぱりオレがついていなきゃだめなんだからなー、もー♪」
フンッと鼻息を荒くして、捜索活動に戻る。
「さてっと。ガッツ、キャスカ…………ん?」
空高くから地上を見ていたパックが、初めて人影を見つけた。
「三人組の…………女の子だ」
この場所に飛ばされて初めて見る人間の姿だ。
もしかしたら二人の居場所を知っているかもしれない & ここどこ、なんか食べ物ある? などを聞くためそそーっと、第一次接触(ファーストコンタクト)を試みた。
「ふむふむ、どうやらこちら側ではなかったようですね、稟ちゃん」
「そうですね、しかし先の光が見えた時間からして、それほどは遠くに移動していないはず」
「まあゆるりと探すとしよう。縁があればきっと出会えるはず」
――とりあえず悪人ではなさそー。
後上方より近づいて話を聞く限り、それほど悪そうな印象は受けなかった。
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