過去ログ - 【孤高のキラークイーン】
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34: ◆URZSDzTujc[saga]
2016/03/14(月) 23:45:24.33 ID:nW6afIiwO
「いきなり撃ち込みやがって…今お前に撃ち込んでやっても良いが四発目になっちまうからな。4は不吉だから見逃しといてやる」

ミスタは幹部の一人を一瞥するとそのままテーブルの奥の方に目をやる

「外の奴等ものしといたぜ…ジョジョ、いやこの場じゃあボス、か」

全員がミスタの呼んだジョジョと言う青年に視線を集める
金髪の青年、ジョルノ・ジョバァーナはフーッと溜め息をつくと三本ほどテーブルに残っていた葉巻を手に取った

「ブチャラティを…彼をあなた方は嘲笑った。所詮は若造だと。無謀だと」

そのまま吹き飛ばされた幹部の手を取り少しの間握りしめる
次の瞬間には不思議なことにまた指が戻っていた。痛みもなく傷も全く見えはしないほどに治っていたのだ

「だが彼の命を賭けた行動は、この腐った社会を変えるために必要だったんです…全てを浄化する黄金の風に彼はなったのですから」

彼は静かにテーブルに座った。不思議と誰もが一言も話はしなかった
ただその青年のカリスマ性に誰もが見とれてしまっていたからだ。その無類のカリスマ性に皆無意識に惹き付けられた

「自己紹介が遅れましたね…僕はパッショーネのボス、ジョルノ・ジョバーナ。ジョジョと呼んでください」

そこにパッショーネのボスは自らの姿を見せた
ただ誰もが無意識の内に陶酔と恐怖を感じていた

「恐れることはないんですよ…僕と友達になろう…ただ友達に…ね」

その甘言に皆忠誠を誓う事にした。恐怖から逃れるために、安心するために皆友達になることを選んだのだ

この日、新たなボスとしてジョジョが幹部たちに正式に認められた。新生パッショーネはこの日を境にして始まったと言える日だった


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