過去ログ - 美希「雪歩は真くんが好きなんだから」
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:14:57.57 ID:7VyeyH9X0

「ミキは別に真くんとしたいわけじゃなかったんだけど、雪歩とする前の練習には丁度いいかなって思って。
『いいよ』って言ってあげたらすごく嬉しそうだったなぁ。それで、さっきミキが雪歩にしてあげたみたいなキスをしてきたんだ」

 真くんはもっと下手だったけど、とは言わなかった。
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:16:33.95 ID:7VyeyH9X0

 いつの間にか雪歩は自分の顔を両方の手のひらで覆っていた。

 恐るおそる片方の手をズラしてみると、その下では閉じられた目蓋の端から涙が流れ落ちていた。
 よく見ると喉やお腹の辺りも細かく上下している。嗚咽を隠してるみたいだ。
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:18:04.64 ID:7VyeyH9X0

 ミキは――背中を這い上がって頭を貫くような気持ち良さに思わず身震いした。

 きた!
 これだ。雪歩といるとたまに感じる、この感覚の理由が知りたくてミキは雪歩と付き合ってるんだ。
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:19:30.08 ID:7VyeyH9X0

 雪歩の下着をズラし、下腹部の割れ目に右手の中指をそっと這わせる。
 すると、雪歩の口から半音にも満たない短く高い声が漏れた。汗じゃないヌルヌルとした液体がミキの指にまとわりつく。

「濡れてるね。キスが気持ちよかったの?それとも……さっきの真くんとのセックスの話でこうなっちゃったの?」
以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:20:40.35 ID:7VyeyH9X0

「雪歩がミキの話を聞いてどう思ったのか、真くんのことをどう想ってるのか、ホントの気持ちを聞かせて?ミキは約束を守ったんだから、雪歩もミキの“お願い”きいてくれるよね?」

 付き合った時の会話を思い出させる。結局雪歩は“真くんに雪歩の気持ちをバラす”ってカードを切られるとミキの言うとおりにするしかなくなるんだから、最初から素直に言えばいいのに。

以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:24:53.37 ID:7VyeyH9X0

「私は……美希ちゃんが嫌い」

「だよね」

以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:27:51.33 ID:7VyeyH9X0

「なんで真くんでエッチな想像したらダメなの?」

 本当に不思議に思ったから質問してしまう。雪歩はそれに反応してなのか、話を再開した。

以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:30:34.46 ID:7VyeyH9X0

 雪歩の頭を撫でてあげながら、ミキはさっきの話を頭の中で繰り返していた。

 まずビックリしたのは、雪歩の中で真くんが神さまみたいな存在になってたこと。本当の意味での“アイドル”みたい。

以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:33:15.20 ID:7VyeyH9X0

 ミキは男の子にモテた。

 1か月に100人から告白されたこともあるくらい。

以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:34:08.52 ID:7VyeyH9X0

 そんな時に現れたのが、雪歩。

 最初は別になんとも思っていなかった。雪歩の淹れるお茶はおにぎりに合うなー、くらい。

以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 16:37:11.76 ID:7VyeyH9X0

 もしかして、これが恋なのかも、と思った。
「好きな人ができるとその人ばっかり見ちゃうし、いつも気になっちゃう」って友達も言ってたし。

 思い始めると雪歩への気持ちはどんどん膨らんでいって、雪歩に直接アタックしていくようになった。
以下略



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