42: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:35:33.67 ID:VmvMQe8po
楓「でも、本当に嬉しいです」
楓「お仕事が忙しくなってからは、もう全然誘ってもらえてませんでしたから」
P「まぁ…仕事以外じゃなかなか二人きりっていう状況が作れませんからね」
43: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:36:26.46 ID:VmvMQe8po
楓「でも、本当に二人きりなんて久しぶり…」
楓「話したいことはたくさんあるはずなのに…」
楓「いざ話そうと思うと何から話せば良いかわからなくなっちゃいますね…」
44: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:37:17.55 ID:VmvMQe8po
楓「……」
P「…あ、もちろん話したくなければ無理に話してもらわなくても」
楓「…あっ、ごめんなさい」
45: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:38:17.04 ID:VmvMQe8po
楓「プロデューサーも知っていると思いますけど、昔の私は自分を伝えることが苦手で…」
楓「高校時代の時も、そうだったんです」
楓「最初はみんな、私の瞳の色とかに興味を持って近づいてきてくれるんですが…」
46: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:40:14.16 ID:VmvMQe8po
楓「3年生の時の担任の先生は今まで私が出会ってきた人とは少し違いました」
楓「当時は30代そこらだったかしら…?そこまではもう覚えていませんけど…」
楓「話し下手で、いつもボーっとしていて何を考えているのかわからない私…」
47: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:41:24.10 ID:VmvMQe8po
楓「そして…いつしか私は、彼のことを好きになってしまいました」
楓「ふふっ…今思い出してみると私の初恋でしたね」
楓「好きだって気持ちもそうですが、何よりも感謝の気持ちを伝えたい…」
48: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:42:22.46 ID:VmvMQe8po
P『……』
P『(卒業式も、最後のHRも終わっちゃったな…)』
P『(何度か経験はしているが…)』
49: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:43:15.92 ID:VmvMQe8po
P『どうしたんだ、高垣?』
P『何か忘れ物でもしたのか?』
楓『忘れ物…』
50: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:44:11.08 ID:VmvMQe8po
楓『まず、思い出と言っても…』
楓『私の高校生活の思い出は…全部あなたとの1年間でした』
P『……』
51: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:45:12.01 ID:VmvMQe8po
P『…いや、お礼を言うのは俺も同じさ』
P『高垣との会話はいつも楽しかったよ』
P『確かにボーっとしていて、何を考えているのかわからない時もあったけど』
52: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/07(月) 04:46:16.94 ID:VmvMQe8po
P『頑張ったな、高垣…』
P『最後はちゃんと伝えたいことしっかり伝えられたじゃないか』
P『これで胸を張って、次のステージに進めるな』
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