過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」全国編
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116: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/03/07(月) 22:36:36.56 ID:2Y80ybGao
――白糸台控室――

「申し訳ありませんでした」


 尭深が深々と腰を曲げ、頭を下げる。それを困ったように見る照と菫。

 淡は我関せずといった自由さでスティックチョコをポリポリと齧っていて、誠子はやや心配げに三人を見ている。


「……お前に謝られたら私も堂々とはしていられないんだがな」


 そういう菫も2万4千点ほどの失点をしているのだ。尭深は3万点。結果にそれほど大きな差はない。


「東横さんの実力も肌で分かった。2位以内で終わらせてしまえば次の機会もある」

「モモ? やっぱ尭深じゃあれは躱せないよねー」

「淡、残るは亦野とお前だけなんだからあまり気を緩めるんじゃない」

「えー? スミレは心配性すぎ!」

「先輩をつけろと言ったろ?」

「2万点も取られた部長なんて知らないよーだ」

「」ブチッ


 照が尭深を諭すがそれを淡が混ぜっ返す。そしてそれを注意する菫だが聞き耳持たない淡。

 白糸台高校チーム虎姫のいつもの日常風景。

 安心感すら覚える光景に自然と尭深の表情も緩む。

 それを見て誠子も安心したように息を吐く。


「誠子、相手は霜崎絃だけど……誠子ならやれるはず。頑張って」


 弛緩した空気の中で不意の照からの激励。油断していた誠子は鼻の奥にツンとしたものを感じた。

 憧れの先輩から直接の激励を受けたのだ、これで気合が入らないなど、嘘だ。


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「――はい、先輩。白糸台レギュラーの実力……しっかと見せつけてきますよ!」


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