過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」全国編
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◆2nrFb/cgFg
[saga]
2016/03/06(日) 21:09:12.64 ID:3gm8Hq2Do
見開かれていた目がさらに広がり硬直している。
俺はそれを無視して軽く唇を離した後一瞬の間を置いて強引にその口を蹂躙するようにこじ開けていく。
少しでも隙間を埋めようとフリーだった片腕を美穂子さんの腰に回し引き寄せる。
その間美穂子さんは特に抵抗もせず、むしろ俺の胸元を掴むように服を握りしめてくる。
漏れる吐息と零れる水音がいやに静かな密室内に響く。その間も機会音声のカウントダウンが何度か繰り返され、記録されていく。
そうして十数分が経ち、美穂子さんも応じるように舌を絡めだした頃。壊れていたはずの彼女の携帯電話が鳴りだした。
そこでお互い我に返り唇を離す。唾液の橋が名残惜しそうに引かれた。
潤んだ瞳で俺を見上げる美穂子さんの青い眼が艶めかしい。
数コールの間に瞳は濁ったまま息を整えた美穂子さんは電話に出る。
「もしもし、華菜? ……ええ、ええ、大丈夫よ。きょ――須賀君と偶然会ったから軽く休憩していたの。
え? うーん、そうね。それなら駅までお願いするわ。ええ、それじゃあ」プツッ
電話を切り大きくため息を吐いた美穂子さん。タイミングが良いのか悪いのか、
時計を確認すればそろそろ筐体を出なければ怪しんだ店員が中を確認しに来るかもしれない時間だ。
興奮冷めやらぬままに写真受け取り口から全てのプリクラを回収して俺は呟く。
「もっと見ていたかったな」
「夏が終わればいくらでも時間はあるわ。この瞳はあなたを見るための瞳だって、分かったから」
母性を透かした、女としての彼女が圧倒的な存在感を持って俺の前にいる。
美穂子さんは三年だ。夏が過ぎればいよいよ進路を確定させるだろう。
まさか自分のせいでその進路を歪めたりしないかとも思うが、それも今は先送りだ。
彼女の口元をハンカチで拭い、手を取って俺は駅まで送っていったのだった。
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福路美穂子の好感度が上がった
一定以上の好感度時に出かけるを選択したため、絆を獲得
技量が上がった
評価
福路美穂子:なぜかしら、胸が苦しいの →この瞳、あなたのものだから
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