過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」全国編
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18:絃さんのAAが無い問題 ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/03/06(日) 21:17:20.28 ID:3gm8Hq2Do

 ――なお家では涙で顔がぐちゃぐちゃの桃子と、苦笑いをしている両親が迎えてくれた。


「そういえば京太郎、本当に宿は大丈夫なのか?」


 桃子をあやしていると、父さんがそんなことを聞いてきた。

 俺が麻雀で全国出場というのを新聞で知ったときは両親ともに大層驚いていたものだ。

 父さんはコーヒーを噴き出すくらいに。

 母さんは俺が部活以外の何かを始めて色々やっていることには気付いていたようで、

 それが麻雀だということには驚いていたが案外どっしりと構えていた。

 だから合宿後にGoTADホテルの宿泊券を預けたときにもやはり驚いていた。

 いや、父さんが東京に行くときに定宿にしていた、というのを知ったときには俺もびっくりしたのだが。

 そして初めて、宿の手配を進めてくれていたことも知った。それもチーム全員分だ。

 とはいえやはりどこも満室だったりグレードに比べてぼったくり気味に値を吊り上げていたりで確保までは至っておらず。

 キャンセル料などが発生することがなかったのは幸いだった。


「この前見せたろ? 龍門渕さんに気に入られたみたいでさ。そうはいってもクジで当てたようなもんだから貸し借りは無しだぜ」

「それならいいが……。とはいえ宿だけあっても自由が利かないだろう。口座に東京での生活費としてそれなりに振り込んでおくからな」


 そう言ってくれる。親のありがたみを改めて感じる。金で感じるというのも卑しい気がするが……。

 しかし両親ともにこの話をするときは嬉しそうなのだ。

 会社では鼻高々で、取引先からも祝われたのだとか。それだけでなく新規契約も取れたと。

 京太郎様様、と父さんは言っていた。少しは恩返しになったと思えば悪い気はしない。

 母さんもご近所さんや趣味サークルなどで色々あったらしく、上機嫌。

 そろそろ桃子も泣き止んできた。いよいよ全国が目前。いっそう気合が入った一日になった。




霜崎絃の好感度がぐーんと上がった
霜崎絃の好感度が一定以上時に出かけるを選択したため、絆を獲得
直感がわずかに上がった


評価

霜崎絃:美味しく育ててあげる →わたしはあなたの虜だわ


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