過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」全国編
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865: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/07/01(金) 20:06:31.14 ID:mwTZ9vj9o

　そこには既に、三人が座っていた。

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　扉を開けた俺に、ジロリと眼鏡越しの視線が鉄棒のように冷たく刺さる。

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　 　 　 　j　|: : ﾊ　{ﾊﾄ､:ﾄ､! ＼: :!: :| : !
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　　　　/. : :Yヽl弋rク　　 弋rク jノ} 人
　 ＿ノ .: .:.人ﾊ　.:.:.:.　　　　:.:.:. ,' ノ. : : ＼
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　 　 {ニニ圦　　　　　　 　 　 ,′ﾑﾆﾆニ}
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　白衣の天使からは、口元とは裏腹の研ぎ澄まされた鉄火の視線。

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　　　 　 　 厶イ　　|: : ヽ{{ 午不か}／　　午示下}.: : :| : : |
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　しかし王者からの視線はない。こちらを一顧だにしていない。

　それぞれがそれぞれに集中し、着実に場の空気が熱されていく。


　そんな空気を切り裂くように響くひび割れたサイレン音。


「よろしくお願いします！」「よろしくお願いしますーぅ」「よろしく頼む」「……よろしく」


　対局が始まる瞬間、一瞬だけ彼女は俺を見た。

　王者が何だ。俺は――勝つぞ。



宮永照の好感度がわずかに上がった


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