過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」全国編
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9: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/03/06(日) 21:01:46.37 ID:3gm8Hq2Do
「ありがとう、須賀君!」


 そしてそれまでの雰囲気から一転、片目を閉じるのも忘れて輝くような笑顔を見せる福路さん。実に可愛らしい。

 しかし、これだけで終わるのも芸が無い。せっかくゲーセンに男女カップルで入ったのだし、定番のプリクラくらいはしておきたい。


「い、いえ。お手数おかけしました……。あの、せっかくゲーセン入ったんですし、あれ撮っていきませんか?」


 俺はそう言って少し奥にあるプリクラコーナーを指さす。

 福路さんはそこが何のコーナーか分かっていないようで首をかしげている。

 なので写真を撮ることができるものだと説明し、次はいつ二人きりで会うか分からないからなどと言いくるめて誘うことに成功した。


「中は静かなのね」


 俺が選んだのはよくあるのれん仕切りのタイプではなく、筐体が外部から隔絶される個室タイプのもの。

 当然色々なサウンドが混ざり合うゲーセン内部の喧騒からも解放される、遮音性の高い空間。

 そんな筐体を選んだのは何も下心故ではない。福路さんに言った通り、次にいつ二人きりになれるか分からない。

 だからこの機会に聞きたいことを聞いてしまおうという魂胆なのだ。


「そういえば福路さんって瞳の色が左右で違うんですね」


 俺はプリクラの操作を進めながらおもむろにそう切り出した。福路さんは驚いたような顔をしてすぐに辛そうな表情になった。


「……ごめんなさい、こんなの気持ち悪いわよね?」

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