過去ログ - (デレマスSS)モバP「魔女と幸せなラジオ」
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4: ◆stww/BS79E[sage saga]
2016/03/06(日) 22:13:15.79 ID:w8jX2ny60

そう『社外』にも

このプロデューサーはこのアイドルを才能があると言って養成所から勝手に引き抜いて、

甘やかしてろくなレッスンもせずテキトーな仕事をさせ、その後はただただ二人で遊び呆けていた。

更に言えば、その費用をプロデューサーに支給される仕事上の経費から引き落としていた。

もっと言えばそれらについて同僚への口封じもしていたらしいね。

それだけでもすでに問題なのだけど、あえて上層部は好きにさせていた。

ついに昨晩、終電が間に合わないくらいまで遊び、2人で宿を共にしたことを……週刊誌に抜かれた。

その情況をすぐに察知した一部の上層部と私は今朝まで揉み消しに躍起になり、処遇を決めた。

『社外』の一言でようやく察したのか、プロデューサーと呼ばれた男は肩を落とした。

「君の尻拭いをさせられたのは大変だったよ。これ以上は迷惑だから、消えてくれ」

未だに分からずオロオロしてる子が一人いるけど……まぁ、いいか。

「じゃ、君の処遇は分かったよね?これ、即日だから今日中に荷物まとめてね。はい、回れ右」

そう言い放って、男を部屋から出させる。

残ったのは、未だに状況が分かっていなそうな再審査アイドル

「貴女は、アイドルとして扱うに値するか再審査します。今日から審査が終わるまで、このシフトに合わせてここに来なさい」

1枚の紙を渡す。

「……ねぇねぇ、これって……」

明らかに沈んだ声

「貴女は、今、この瞬間から私が審査するアイドル候補生。ただそれだけよ。反論はクビだと思いなさい。では、また明日」

そう告げて、相手の反応など一切見ずに私は自分のスペースに戻る。

廊下から入ってすぐに応接室、その奥に私のレッスンルーム兼職務室になってる。

私は、応接室から職務室に移り、重役に報告を済ませる。

これから、あの候補生との日々……少し頭が痛くなりそうね。



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