過去ログ - 私の初めてが富豪さんに奪われた日
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25: ◆rimwYqzCtQ[saga]
2016/03/22(火) 02:42:36.71 ID:tiLfGg/d0
盗賊「その時はたまたま散らかってたんですよ!」

富豪「分かった分かった。それで、何の用かね?」


 そう言われても自分の目的を思い出して、盗賊は少し下を向いた。


盗賊「そっそのですね、今日って暇あったりします?」

富豪「本を読み終えたら街に行く予定があるが…」

盗賊「そうですか…」

富豪「そう露骨に残念そうな顔をしないでくれ。何処かに行く用事があるなら付き合おう」

盗賊「本当ですか!」

富豪「なにせ街をふらふらする予定だったのでね」

盗賊「それ暇って言うんじゃ無いんですか…」

富豪「立派な予定だよ」


 部屋での意気込みのかいがあったのか、盗賊は一緒に買い物に行く事になった。その日の彼女は終始ご機嫌だった。


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