11:名無しNIPPER[sage]
2016/03/07(月) 17:33:14.57 ID:/6rCrg/l0
硝子の靴を履いて、舞踏会で踊るシンデレラ。
その美しい舞台には上れなかったシンデレラの恩人の魔法使い。
でも魔法使いには魔法が使える。どんな奇跡だって起こしてしまう魔法が。
まゆ「私、トップアイドルになりましたよぉ。これで二人を邪魔するものはありません。」
暗い部屋の中、プロデューサーさんの息遣いと私の声が響く。
まゆ「シンデレラガール・・・。私がなれたのもプロデューサーさんのおかげですねぇ。」
P「まゆ・・・。」
男らしくごつごつした指が私の肩を優しく握った。
まゆ「でも、もうみんなのアイドル、みんなの佐久間まゆはおしまいです。」
窓から見下ろす都会の夜景が、今日シンデレラガールの発表会で見たたくさんのサイリウムと被って見えた。
P「まゆ・・・。」
まゆ「はい♪まゆは今からプロデューサーさんだけのシンデレラですよぉ。」
『Abracadabra』 佐久間まゆ
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