過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】
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237: ◆x8NsquFWLI[saga]
2016/03/11(金) 23:37:01.35 ID:ldJnKHpuo

主の持つだろう、跳びぬけた能力。
その内、あなた達が知る物は二つだ。

他者の精神を支配し、水を無制限に操る。

これらに対し、何か対策は講じられないだろうか。


『いや、無理よ。
 こんなもん、使われた時点で終わるわ』


だが、少女はあっさりと否定した。
前者の能力はどこまでの事が出来るかは分からないが、後者は致命的過ぎると。


『言っとくけどね。
 精霊の持つ権限ってのは本当に底無しよ。
 私だって聖地でなら、私だけ残して他の物を全部空高く打ち上げる、ぐらいの事は出来るわ。
 やろうと思えば木だって根こそぎ。

 ……湖を丸ごと持ち上げて頭の上から落とす。
 そんな事態だって有り得るし、勿論生き残れる訳も無い』


あなたはその光景を想像し、そして諦めた。
頼りとするアーティファクトを使おうが、逃げ切れるとは全く思えない。


『あんたの言うとおり、弱体化させないと話にならない。
 操る水の量さえ制限出来れば、勝機はあるわ。

 水の厄介な所は、不定形の癖に重量がある所よ。
 どうにかするには土の魔法が最適なんだけど……無い物ねだりって奴よね。

 精神支配は……そっちも弱ってくれるのを期待するしかないかな。
 一応、聖印で抵抗力は上げられるから、こいつに作らせとく。

 あぁ、それと体内の水は考えなくて大丈夫。
 あんたの体内はあんたの支配下にある。
 私も肺の中の空気は操ったりできないしね。
 ……直接肉を破って侵入されたら、話は別だけど』



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