過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】
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◆x8NsquFWLI
[saga]
2016/03/15(火) 01:05:07.40 ID:lFQ44GtWo
しかし、見渡してみても店主以外に人影は無い。
常連である戦士と少年少女は店の裏で看護をしているのだ。
元々味の割に客の少ない酒場でもある。
残念ながら、諦める他無さそうだ。
……と、思っていたのだが。
『やぁ、お邪魔するよ。
真昼だけどやっているかな?』
その時、丁度都合良く二人組みの男女が扉を潜って入ってきた。
新客の二人は、その両方が中々見ない姿である。
老店主に声を掛けた女性は、あなたが始めて見る服装だった。
灰色の、足首までの体全体を覆える程に長い衣を前で合わせている。
それを幅広の布製のベルト……のような物で留めているのだ。
服と体の間に余裕は少なく、どうにも動きにくそうに思える。
また、女性の後ろに付き従うのはなんと獣人だ。
まさに人型の犬といった姿の彼は、いかにも人懐っこそうな鳶色の瞳をキョロキョロと彷徨わせている。
料理の匂いでも嗅いでいるのか、丸い顔の先では黒い鼻がヒクヒクと動いていた。
毛色は全体的に茶が多いが、手足の先や顔の下半分は白くなっている。
そんな珍妙な二人組みは、酒場隅のテーブルに座り、店主にお勧めの品を注文した。
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