過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】
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611: ◆x8NsquFWLI[saga]
2016/03/17(木) 00:15:22.05 ID:L0ECRDYho

あなたが悲しむ暇も無く、場面は飛んだ。


豊かだった森は、明確な意思を感じさせる動きで枝を伸ばし、あなたの背を追っている。
木々が歪に捩れ曲がる音が連なり、まるで悲鳴のようだ。
楽園の面影などどこにも無い。
幼い子供が悪夢の中で描くような、この世の終わりの具現だった。

あなたの視界が、つまりは姉の視線が動き、両手に抱えたものに向けられた。
片腕に一人ずつ子供が抱えられている。
人間の少年とエルフの少女。

仲間である二人だと、当然あなたは気付いただろう。
二人は怯え切った顔で姉にしがみ付き、ただ震えていた。



そこから先は、細切れのように記憶が飛んだ。

一つの場面は一分にも満たない。
一定であるのは、決して遡行しない時間の流れのみだった。

森を逃げ惑う人々を救い出し。
エルフの末路を知り。
精霊の聖域に辿り着き。
気に入らないと呟いて、主の打倒を決意して。


そして。


◆ 意思対抗 / 対ルナティック・ウンディーネ  自動失敗


あなたの意識はそこで断線した。



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