過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】
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788: ◆x8NsquFWLI[saga]
2016/03/22(火) 00:27:30.47 ID:jk4aJ5woo

念には念を、である。
あなたは目を細め、そこに魔力を集中させた。
大蜘蛛が済むには確かに狭い。
だが、何か手がかりが見つかる可能性も無いとは言えないのだ。

……その判断は、どうやら功を奏した。

蜘蛛の糸である。
ただし、以前に見た大蜘蛛の物とは大分様相が異なっている。

糸が存在するのは、地面を覆う草の中。
そこに紛れるように細く長く伸ばされている。
全面を覆う、という程ではなく、避けようと思えば避けられる程度。
また、糸はいかにも弱々しい。
恐らくではあるが、触れてしまったとしても行動を阻害されるまでには至らないだろう。


あなたは以前、食道楽の魔術師からある話を聞いている。
大蜘蛛の子についてである。
大蜘蛛は、どうやら子を身篭った状態でも迷宮の表側に出ているようだ。
ならば当然、子育ても地下の塒などではなく、森の中で行われるのだろう。

もしも未成熟な個体が糸を放出したとすれば、この部屋のように中途半端な物になるのではないだろうか。



>>↓1  どうする?



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