過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】
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842: ◆x8NsquFWLI[saga]
2016/03/23(水) 20:46:30.34 ID:my0UoeUGo

二つの音は、ほぼ同時に森に響いた。

一つは、金属同士が激しくぶつかり合ったような、高く硬い物。
振り下ろされた爪が、あなたの盾に大きく弾かれた音だ。
必殺の軌道は容易く捻じ曲げられ、虚しく地面へと直進していく。
勿論、それがあなたを傷付けるなど、最早有り得ない。

もう一つは、爆発音にも似ていた。
馬鹿馬鹿しいという表現が似合いだろう。
余りにも強力過ぎる衝撃を伴ったあなたの一撃は、蜘蛛の頭を割るだけでは留まらない。
荒れ狂う魔力は頭部を微塵に砕いて消し飛ばし、胴部の半ばまでにも至る大きすぎる破壊痕を生み出したのだ。

子蜘蛛が生を繋ぐ事の出来る理由は、この世のどこにも存在しない。
無様に内臓を飛び出させた蜘蛛は、あらゆる力を失って崩れ落ちる。


……呆気ない程の完勝であった。
あなたは思わず、ぽかんと口を開けたかも知れない。
強力な魔物である大蜘蛛を基準にしてしまったのが原因だろう。
よもや幼体がここまで脆いとは思わなかったと、あなたは力を籠めすぎた一撃を振り返り嘆息した。

蜘蛛の体に残った甲殻には深すぎる亀裂が無数に走り、無事な部分は存在しない。
また、魔力に焼かれた内臓も同様だろう。
高価な素材は、その尽くが失われたに違いない。



■ ジャイアント・スパイダー / 幼体

【筋力】 5
【耐久】 7
【敏捷】 5



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