過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その11【オリジナル】
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◆x8NsquFWLI
[saga]
2016/03/23(水) 22:41:26.21 ID:my0UoeUGo
遠隔視の案は失敗に終わったが、部屋から逃げたのならば話は早い。
今の内に部屋の探索を済ませてしまおうと、あなた達は踏み入った。
入り口で燃え続ける死骸は、既に火の勢いを衰えさせている。
油が少量だったのもあるだろうが、周囲の水気も多すぎるのだ。
致し方の無い所だろう。
light.dotup.org
◆ = 現在位置
部屋は、やはり成熟した大蜘蛛が住まうには狭いと思われる程度の物だった。
入り口のエリアで、最初に倒した大蜘蛛の部屋の半分も無いだろう。
内部からは北と西に通路が伸びている。
そこで、あなたは幾つかの発見をした。
一つはバラバラになった人間の死体だ。
腕が一本と脚が二本、適当に地面に投げ出されている。
間違いなく、蜘蛛が食べていた犠牲者だろう。
胴体や頭は見当たらなかったが、その行方は簡単に分かる。
西の通路へと、夥しい血痕が続き、肉片が彩を添えている。
食べかけの物を奪っていったのだろう。
少女に確認すれば、新手が逃げる時に、重い物を引き摺る音は確かにあったと答えた。
また他に、あなたが切り捨てた個体よりも更に幼い子蜘蛛の死骸も発見している。
広げた掌と同程度の大きさの蜘蛛が、数えるのも嫌になる程に散らばっている。
そのどれもが黒く焼け焦げ、少女の風に煽られた炎で絶命した事は明白だ。
もしも炎を使わず、この部屋に踏み入っていたならば。
そう考え、頭上から雨の如く降り注ぐ蜘蛛の群れを脳裡に描き、あなたは体を震わせた。
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