過去ログ - 男「とある街の小さな店」
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/03/11(金) 18:16:49.60 ID:wOzCEZx40
青年(ふう、今日も良い天気だなぁ……いつの間にか、暇な時はここで読書をするのが、日常になりつつある)パラ

少女「……」コト

青年「あ、ありがとう」

男「お待たせしました、ジェノベーゼパスタです」

少女【ごゆっくり】スッ

青年「いただきます!」パクッ

青年「うーん、やっぱり美味いです!」

若者「青年君は、仕事何してんすか?」

青年「僕? まだ大学生だよ」ハハ

若者「ああ、なるほど」

男「お喋りも良いけど、洗い物は?」

若者「終わってますよ、ほら」

男「……」スッ

男「これ、どう思う?」

若者「あっ」(やべっ、皿の裏側に、ほんの少し洗剤の泡が)

男「どう思う? ん?」

若者「はいすみませんでした次は絶対にしません気を付けます」ペコペコ

青年(早っ)

男「まったく……」

青年「そう言えば、「紫苑」って開店時間決まってないんですか?」

男「はい、食材の仕入れや、全体の準備具合によって変わってきますね」

若者(うっ、遠回しに自分の力不足を咎められてる気がする)

ガチャ

男「いらっしゃいませ」

手品師「うーん……ご主人、何か面白い品はございやせんか?」

男「面白い、品……ですか」

青年(すごい口調だなぁ)ペラッ

手品師「ええ、あっしは手品をかじってるんですが、どうも客のノリが悪くて」ヒュッ ポン

若者「おお、棒が花に変わった!」

男「それでしたら、本日のスイーツがおすすめですよ」

手品師「ほう、じゃあそれで」

男「かしこまりました」

青年(あの男さんが言う面白い料理……どんなのだろう?)

青年(カウンターだと、男さんが料理してるのを見ながら待てるんだよなぁ。僕はテーブル派だけど)

男「お待たせしました」コト

手品師「ほう、美味そうだ」

青年(この香りは……ミルクティーに、ホイップクリームを添えたガトーショコラか)

手品師「では、いただきやす」スッ

手品師(うん、良い香りだ……マイルドな味わいと甘さが良い感じでやんす。良い茶葉使ってるでやんすね)ゴク

手品師(さて、それではガトーショコラを……)スッ

手品師「……んん!?」

男「……」ニコ


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