46:名無しNIPPER[saga]
2016/03/16(水) 22:39:13.38 ID:EizK9Wh/0
青年「おお、今日は開いてる」ガチャ
男「ああ、お待ちしておりました。先日はすみません」
青年「いえいえ、僕が勝手にやった事ですから」
男「お礼として、本日のランチをご馳走したいのですが」
青年「い、良いんですか!?」
男「はい。少しお待ちください」
ジュウウゥウゥ……
青年「おお、良い匂い」
男「お待たせしました。本日のランチです」
青年「……これ、いわしの?」
男「はい。いわしのハンバーグです。「紫苑」風にアレンジしてみました」
青年「おお、美味しそう……いただきます!」スッ
青年(ニンニクの香りがふわっと広がって、いわしの風味が凝縮されてる! 僕のとは全然違う!)
青年「うーん、うまいっ! ニンニクを使ってるんですね!」
男「はい。ガーリックとパセリを効かせ、粉チーズもプラスしました。パン粉で表面をカリッとさせています」
青年「すごい洋風な味だ、さすがです!」
青年(うん、フランスパンとポテト、コンソメスープもおいしい! 相性もばっちりだ)モグ
青年「うう、僕のとは格が違う……」
若者「青年君のも十分美味しいっすよ、優しい味っつーか」
男「そうですよ。それぞれの味があるんです。自信を持って下さい」
若者「そうそう。お師匠さんの気取った感じよりも、家庭的な感じがするっす」
男「……「気取った」、ね」
若者(あ、やっべ)
男「……」
若者「……?」
青年「……男さん? 大丈夫ですか?」
男「! あ、ああ。すみません。少しぼーっとして」
青年「病み上がりなんですから、気を付けて下さい」
男「すみません、はは……」
少女「……」チラ
若者「……なんか知ってんの? 俺何かやっちまった?」コソ
少女「……」
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